昨日今日と二日間、前日仕掛けを入れると3日間、冬の「福田川生物多様性確保プロジェクト調査」を行いました。そして、7か所10地点で、予め仕掛けておいたもんどりを引上げ、水質を調べました。去年の同時期は雪が降り、霜が降る冬らしい天気でしたが、昨日は小春日和。今日も、早朝からの調査で少し手がかじかみましたが、我慢できないほどの寒さではありませんでした。
調査結果をこれからまとめ、過去の同時期との比較分析も行っていきます。
源流の落合池では、水鳥が暮らせないほどに水辺が減り、陸地化が進んでいました。もはや池とは言えない状況です。池を管理する神戸市には水抜きの弁を修理してもらって、泥水を福田川流域に流せるようにし、雑草雑木刈りと泥やゴミの浚渫に今すぐにでも取り組む必要があります。現在の環境は、生き物にとってもまずいですし、周辺のマンションや住宅団地の住民にとっても、ヤブ蚊などの害虫に悩まされる元になっていることでしょう。池に十分な水が溜まらないことについては、流域の福田川が迷惑しています。
一方、不思議な釣果もありました。下流の汽水域の瑞穂公園前では、16匹ものモクズガニが掛かりました。そのお腹をひっくり返してみると全てのカニに釣り鐘の紋様が入っていました。つまり、全部オスだったのです。理由を専門家に尋ねようと思います。
その他にもトピックスがありますが、詳しくは報告書の完成をお待ちください。
今日は第四日曜日で、中流域の福田小学校〜コープこうべ福田店前のクリーン活動の日です。私もいつも参加しているのですが、今日は調査のため、挨拶と写真撮影だけで失礼しました。少ない人数で、雑木が無くなったエリアにまで進出して、過去最大の量のゴミを集めました。お疲れさまです。