2024年11月30日土曜日

20241130 秋の「福田川生物多様性確保プロジェクト」調査1日目、落合池では陸地化がさらに進行、土池ではブルーギルが多数掛かりました

 今日は朝9時から夕方4時までかけて、「福田川生物多様性確保プロジェクト」の一日目の捕獲調査と、明日の2日目の調査のための仕掛けを行いました。

落合池では、ここ数年急速に陸地化が進行しています。昨日まとまった雨が降ったのにもかかわらず、夏場までは柔らかいミルフィーユ状のところが固くなっていました。そして、冬場の凍結の時期に近いぐらい、放水口の方まで歩いて行けました。池の放水口を見ますと、池の水位自体はほとんど下がっていないので、やはり陸地化が進行していることが分かります。


また、菅の台の土池では、体長10センチ以上のブルーギルの成魚が5匹もかかり、仔魚にいたっては50匹も掛かりました。逆に、この時期に見られたモクズガニは捕まりませんでした。池の土手にはルアーが見つかり、まさしく特定外来種の侵入の悲しい証拠と結果が見て取れました。

一方、滝ヶ谷奥池では、NPO法人による徹底的なアメリカザリガニの駆除が奏功していることを確認しました。

明日は、中下流のコープこうべ福田店前と、瑞穂公園前でもんどりを引き上げて調査を行います。

2024年11月29日金曜日

20241129 明日明後日の「福田川生物多様性確保プロジェクト調査」に備えて、流域7か所で、25個の仕掛けをしてきました

 明日11月30日(土)と明後日12月1日(日)は、福田川生物多様性確保プロジェクト調査の日です。それに備えて、今日の午後、クラブのメンバーと共に、福田川の源流から支流の7か所を回り、合計25個のもんどりの仕掛けをしてきました。


未明には短時間と思われますが、大量の雨が降りました。そのため、池の水は濁り、増水していました。最初に仕掛けに訪れた落合池では、流入口付近のガマがまるで刈り取られたかのようになぎ倒されていました。陸地化が着実に進行していて、水が増えている今日も、中央地点付近にはたどり着けませんでした。




明日は、朝9時、落合池に集合です。仕掛けているもんどりを引き上げて水生生物を確認、記録し、水質や植生の調査も行います。晩秋の釣果が楽しみです。


2024年11月24日日曜日

20241124 福田小学校〜コープこうべ福田店前のクリーン活動では、思いのほかゴミが多かったです。大物も多数引き上げました

今日は第四日曜日で、福田小学校〜コープこうべ福田店前のクリーン活動の日です。キリッとした空気の中、朝9時から1時間、3名の少ない人数で400メートル近い広いエリアのゴミをひろい集めました。




活動を始める前に川の上の道路から高水敷を眺めると、さほどの量は無いように思えましたが、1時間ほど掛けて活動を行うと、ビンカンペットボトルの資源ゴミが1袋、その他のゴミが3袋も集まりました。さらに、川の中や高水敷の土の中からは、業務用の掃除機のパイプ、金属製の何かの枠、折れた傘、三角コーンのベースなど大物のゴミが見つかりました。土の中の荒ゴミは、草刈機の歯に当たると時に即交換が必要になるぐらい、大きなダメージを及ぼします。 投棄はかんべんして欲しいです。

また、一般ゴミではポリ袋やビニールのほか、今回もマスクが多数、雑木に引っかかっていました。紐もマスク本体も風雨にさらされても分解せず、やっかいでみっともないゴミです。

コープこうべ福田店前の砂地には、動物の足跡もありました。高水敷の岩壁の石の間に暮らすヌートリアでは無いかと思われます。もしそうならば、高水敷の石積みを壊す害獣です。駆除が必要です。

次回の福田小学校〜コープこうべ福田店前のクリーン活動は、年内最後で12月22日(日)の9時からです。ブログをお読みの皆さんの参加を心からお待ち申し上げます。

2024年11月14日木曜日

20241114 来月の企業ボランティアの参加に備えて仕上の雑草雑木刈り取り作業を行いました

 来月、12月8日(日)の福田川のクリーン活動に、神戸を代表するメーカーからボランティア参加の申し込みがありました。もうかれこれ4年ほど続いており、ありがたいことです。それに備えて、下流川原橋地区の右岸の北限のところで仕上の雑草雑木刈り取り作業を行いました。



先週までの作業で、一応通れるようにしていましたが、なおススキや野バラなどの雑草が足元にフサフサと茂り、シナサワグルミや雑木化した雑草が行く手をさえぎられるところが一部残っていました。これで、参加者に気持良くクリーン活動を行って頂けます。また、下流川原橋地区の今年の雑草雑木刈りは、終わりです。

福田川下流のクリーン活動エリアは、国道2号線下の河口から瑞穂橋までおよそ1キロの距離があり長大です。両岸にも分れており毎回拾いきれないほどのゴミがあります。一方、ダイナミックな汽水域で、川の中にはボラやスズキ、フグなどの遊泳も見られ、高水敷にはベンケイガニも多数生息しており、癒される空間でもあります。新たなメンバーが加わることを期待したいです。

2024年11月10日日曜日

20241110 雑草雑木刈りで露わになったところから大物のゴミも掘り出しました

 今日は第二日曜日です。からりと晴れ上がった天気のもと、朝8時から1時間、川原橋〜瑞穂公園のクリーン活動を行いました。

先日までに瑞穂公園〜大町橋に掛けての右岸の雑草雑木刈り取り作業を行っていて、今日は、春以来、久しぶりにその区間にも立ち入りました。刈り取った草木の間には、ビンカンペットボトルを始め、たくさんのゴミが引っかかっていました。さらに、何年もの間、高水敷の砂の中に埋まっていた自転車の残がいも掘り出すことができました。また、今日は長潮の干潮の時間帯に当たり、いつもに増して川底が見える範囲が拡がっていました。そこで、川の中にも足を踏み入れてゴミを回収。古いタイプライターの残がいも見つかりました。




道路には何十本ものタバコのポイ捨て。高水敷には、ポリ袋に入った家庭ゴミの投棄も相変らずありました。河口付近の葦原では、いつもの通り、ため息が出るほどの数のペットボトルや缶が引っかかっていました。ゴミの総量は、資源ゴミが4袋に、それ以外のゴミが5袋、それに荒ゴミです。いつもの月よりも数袋、多い量です。



やがて市民が自由に立ち入れるような川を目指して、ゴミのポイ捨ては止めてもらいたいものです。

来月の川原橋〜瑞穂公園のクリーン活動は、12月8日(日)8時からです。多数の皆さまのご参加を心からお待ちしています。


2024年11月7日木曜日

20241107 瑞穂公園前の右岸のクリーン活動エリアが全通しました

 福田川クリーンクラブでは流域4か所で、週替わりでクリーン活動を行っています。そのうち、最長の区間が河口付近から瑞穂橋までの約600メートルです。その左右両岸の高水敷の雑草雑木刈り取り作業で、最後まで残っていた瑞穂公園から瑞穂橋の間100メートルの作業を、今日行いました。

今度の10日(日)8時から、クリーン活動です。今日の活動で春以来立ち入れるようになったところには、結構ゴミがあります。天気が持つことを願います。



今日は、昨日の草刈機のシャフト折損に懲りて、回転刃を竹・雑木林用の高性能なものに交換しました。そのおかげで、ススキや半ば樹木化していた雑草や低木の樹木の枝もガシガシ切り倒し、前に進むことができました。

川のカーブ付近の雑草はことごとく下流方向になぎ倒されていて、大雨の際の流れの激しさを認識させられます。

2024年11月6日水曜日

20241106 今日は滝が谷口池付近の雑草雑木刈り取り作業。長年の相棒が昇天しました

 今日の午前中、福田川の水源の一つの滝が谷口池周辺の雑草雑木刈りを行いました。えん堤斜面にはススキとセイタカアワダチソウにヨモギ、フェンスやえん堤上の地面には、葛や野バラ、セイタカアワダチソウなどが茂りに茂っていました。今刈ると、ギリギリのタイミングで穂から種を落とさずに済みます。フェンスに絡まった葛は剪定鋏で切断して除去して、池の外から、今年の春先以来久しぶりに池の中が見えるようになってきました。



ところで、今日の作業中に、長年使い込んでいた草刈機のシャフトが、ハンドルを取り付けているところで折損して使えなくなってしまいました。うっそうとした葛の茂みで無理に振り回し続けて金属疲労が進行したのでは無いかと思います。しつこい葛や笹藪を相手にするときには、面倒くさがらずに、通常の刃に変えて、竹・雑木用のより高性能な刃に変えるべきでした。

壊れた機械は、平成28年度のシールが貼ってあり、8年間使ったことが分かります。同じマキタの芝刈り機でも、ハンドルの径が太く、取り付け位置とハンドルのバランスが近年のモデルよりも良いです。昨日はより新しい近年のモデルを使ったせいで、手にまめを作りました。エンジンの不調に悩まされたこともありますが、良き相棒でした。



2024年11月4日月曜日

20241104 手の平にまめを作りながら、あじさい公園ビオトープの雑草雑木刈り取り作業を行いました

 午前中、名谷あじさい公園のビオトープから福田川への川原に掛けての原っぱの雑草雑木刈り取り作業を行いました。おそらく夏頃から手が入っていなくて、福田川の他のクリーン活動の場所と同じく、ひどい状態でした。ガマや数珠、セイタカアワダチソウが立ちはだかり、それよりも短い雑草は、先日の大雨などでなぎ倒されて何層にも積み重なっていました。茎を切断するためには、草刈機の歯を入れて起こしてやる必要があります。その作業で、ハンドルを握る手の平にまめができてしまいました。



川沿いの岩の間からは固い雑草が伸びて、クリーン活動のメンバーが立ち入るのが難しくなっていました。こちらは、草刈機の他に、剪定鋏やノコギリを用いて切断しました。


公園管理会は高齢化が進み動ける方が減っています。ビオトープや川原の整備にまで手が回っていません。このままでは、せっかくの親水空間が薮になってしまいます。刈った雑草雑木や大雨による流木などの回収についても、クラブの他のメンバーにも呼びかけて、今後の取り組み方を考えたいです。