2022年6月25日土曜日

20220625 スッポンと特大ウナギを確認。5月28-29日の「福田川生物多様性確保プロジェクト」調査結果公開

 先月末5月28日(土)、29日(日)の二日間、「福田川生物多様性確保プロジェクト」の調査を行いました。その結果がまとまりましたので、公開します。今回の調査結果の目玉は、上流・つつじが丘親水広場近くで目視したスッポンと、下流・汽水域で捕獲した体長70センチの特大ウナギです。また、滝ヶ谷奥池・口池では、無数のタニシが健在でした。

落合池では、昨年同時期に全く掛からなかったモツゴとヨシノボリを大量に捕獲。あらた池でも、昨年同時期に捕獲が無かったブルーギルが27匹も掛かりました。長年生き物が掛からなかったコープこうべ福田店前では、今回も嬉しいことに、大型のテナガエビが掛かりました。エサの種類や当日の条件の相違もありますが、少しずつ、福田川水系の環境が改善している手応えを感じます。

一方、今、人間の生活を脅かし、既存の生態系を破壊することで大問題となりつつあるアルゼンチンアリを、区内の別の川の水系の近くで確認もしました。

今回の調査には、福田川クリーンクラブのメンバーの他に、神戸市環境局、企画調整局、都市局の皆様も参加されました。さらに、環境問題に取り組む学生ボランティア団体「リコラボ神戸」の皆さんも一日目の調査に参加されました。二日目の調査には、垂水区総務部まちづくり課の課長も途中参加され、もんどりで見事大型ウナギを引き上げました。

この調査は、今回の春の調査に引き続き、今年度も夏(8月末)、秋(11月)、冬(2月)の年4回実施します。福田川水系のダイナミックな自然環境や、水質などの問題に目を向けて頂く絶好のチャンスです。自然環境観察にご興味がある方は、ぜひ、ご連絡ください。
















 なお、資料はPDF版もございます。必要な方は、福田川クリーンクラブまでご連絡をお願いします。(info@fukuda-river-cc.org)


2022年6月12日日曜日

20220612 鮮烈な日差しのもと、川原橋〜瑞穂公園前のクリーン活動を行いました

 今日は第2日曜日で、福田川の川原橋〜瑞穂公園前のクリーン活動です。朝起きると少し肌寒いかなと思いましたが、日が昇ると鮮烈な日差しでぐんぐん気温が上がりました。抜けるような青空の下、いつものように川の両岸に分れてクリーン活動を行いました。集合場所には、垂水区役所の森口副区長も声援にいらして下さいました。


高水敷は、5月のGWに念入りに草刈りを行いました。しかし、雑草の生長は早くて、日あたりが良い右岸では大人の膝上にまで生い茂ってきて、地面が見えなくなっていました。そのせいか、いつもの月よりも回収したゴミの量は少なかったです。雑草の中に、ひときわ山吹色の鮮かな花が所々に咲いています。特定外来生物に指定されているオオキンケイギクです。福田川源流の名谷団地ではそここにはびこっています。それがとうとう、福田川の下流域にまで繁殖するようになってきました。数年で辺りの景観を一変させる最強の外来植物と言われています。茎を引っ張ると根っこからスッと抜けます。見つけたもの全てを、川に放り込みました。



その川の中では、透明な水の中に、いつものボラに混じって高級魚のスズキやシマイサキが優雅に泳いでいるのが見えました。

ゴミが無くなったビオトープでは、何十匹ものメダカがまさに群れを成して泳いでいる姿も見えました。クリーン活動や環境保全啓発活動を通して、まともな自然環境が少しずつ、少しずつ戻ってきていることを実感させられます。

次回のクリーン活動は、7月10日(日)8時からです。長靴をはいて、ぜひ、豊かな自然観察を兼ねていらしてください。