今月の週末は、何度も総合運動公園内の滝が谷口池、奥池に入り、雑草雑木の刈り取り作業を行っています。「淡水ブルーカーボンプロジェクト」「福田川生物多様性確保プロジェクト」の調査メンバー、そしてアメリカザリガニの捕獲作業などで作業者や車両が安全に池に立ち入れるようにするためです。今日は、神戸市環境局 自然環境課の職員と共に、滝が谷奥池のえん堤や作業道路で刈り取り作業を行いました。
少しでも暑い時間を避けようと、朝8時前に倉庫から草刈機などの機材を取りだし、9時から現地で活動を始めました。それでも開始後20分ほどで強烈な暑さに危険を感じ、日陰に退避。その後も、休み休み作業を行いました。薮の葛などの雑草は水分が減って比較的刈り取りしやすかったですが、茂り具合がひどくて全く足元が見えません。それで作業後1時間ほど経ったところで、やってしまいました。茂みに埋れていたステンレスの机の残がいに草刈機の歯を勢いよく当ててしまったのです。歯の円周沿いの葉っぱを刈り取る「アサリ」と呼ばれる特殊な固い歯が一部、ステンレスに負けて土台の鉄の部分もろとも、取れてしまいました。歯のバランスが悪くなって、エンジンの回転を上げて高速回転させると、草刈機がひどくぶれるようになりました。切れ味も当然のことながら、悪くなってしまいました。歯は今朝交換したばかりの新品です。痛い出費です。
それでも、4人で声を掛け合いながら作業を行った甲斐がありました。安全に車のボディをこすることなく池の近くまで車両を乗り入れられるようになりました。えん堤や水路の見晴らしもずいぶん良くなり、立入りや点検が安全に行えます。あとは、池の中のえん堤のゴムシートを破って生えている雑木の刈り取り作業が、えん堤を守るために必要です。池を公園と共同で管理している水利権者の地元の財産区のメンバーも80代で高齢化が進んでいます。数年前まで手慣れた技で刈り取りを行っておられたようですが、今年は手が入っていません。我々、少し若いメンバーの力が必要なのかも知れません。