2024年2月17日土曜日

20240217 クリーン活動メンバーの「種とトゲにチクチクやられました」に応えて瑞穂公園の北側右岸の雑草雑木刈りを行いました

 川原橋地区のクリーン活動で、瑞穂公園の北側の右岸を担当したメンバーが、この数か月、「雑草の種と野バラのトゲにチクチクやられました」と言って集合場所にゴミ袋を抱えて戻って来ていました。そこで今日の午後、瑞穂公園の北側から中道橋の手前まで右岸高水敷が途切れるところまでの雑草雑木刈りを行いました。



藪の中でもゴミを見つけてしまうと、回収しないわけには行きません。来月のクリーン活動では、何年も人の手が入っていなくて今回見通しが良くなった高水敷で、思う存分ゴミを拾いまくりたいと思います。

今の時期はススキは立枯れの状態で刈り取りやすかったです。しかし、福田小学校前と同じように半ば樹木のようになった雑木が立ちはだかり、草刈機の歯が立たない所もありました。茂みの中では、ハトほどの大きさの野鳥の死骸が4羽ほど横たわっていました。大量死では無いので、鳥インフルエンザでは無いと思います。

秋の終わりに雑草雑木刈りを行った高水敷には、新しい雑草の葉っぱが生え、花も咲いていました。本格的な春が間近なことを感じさせられます。



2024年2月16日金曜日

20240216 1月27日、28日の「福田川生物多様性確保プロジェクト調査」報告を公開します。汽水域では、環境省レッドデータブック記載のカワアナゴが多数、掛かりました

 1月26日、27日の両日に渡って実施した「福田川生物多様性確保プロジェクト調査」報告ができあがりましたので、公開します。

生き物の活動が低調なこの時期は、捕獲数も減りますが、今回のハイライトは2つです。

・河口付近瑞穂公園前の汽水域で、環境省レッドデータブック記載の「カワアナゴ」を6匹も捕獲しました。もちろん新記録です

・中流域のコープこうべ福田店前で、海水や汽水域に暮らす「メナダ」を初めて捕獲しました。ボラの仲閒ですが、目のまわりがオレンジ色で、ボラとは明らかに異なる外見です。捕獲場所は河口から800メートル離れており、潮の干満の現象も見られず、完全に淡水域です

生物多様性の確保の方策として、池のかい掘りが県内各地でも行われ、福田川源流で環境悪化が著しい落合池でもその効果が期待されます。そのかい掘り(池の水抜き)の効果が検証できるデータが調査の結果、浮かび上がり、考察しました。どうぞご覧下さい。













調査資料のPDF版は、福田川クリーンクラブのWebサイトの「資料室」からダウンロードできます。ご希望の方は、次のURLにアクセスください。

https://fukuda-river-cc.org/reference/index.html

今年度の調査は、1月末の冬の調査で終了ですが、4月からの新年度も春夏秋冬の年4回、継続して行う予定です。福田川流域の変化に富む自然やたくましく生きる生きものたちに触れる絶好のチャンスです。調査へ参加をご希望される方は、事務局までご連絡ください。お問い合せ・ご連絡先はこちらです。

https://fukuda-river-cc.org/contact/index.html




2024年2月11日日曜日

20240211 川原橋地区のクリーン活動では、たばこの吸い殻に参りました

 今日は第二日曜日で、川原橋地区のクリーン活動の日です。仕事などで欠席のメンバーが出て、三人の少ない人数で頑張りました。


ゴミの量はさして多くなかったですが、今日はとにかく、たばこの吸い殻の数が、川の横の道路でも、川の高水敷でもめったやたらと多かったです。左岸を一人で担当した私だけでも数百個は拾いました。吹きだまりでは腰を下ろして火ばさみを横に置いて手でかき集めましたが、その他の所ではやはり火ばさみを使っての1時間ほどの作業で、腰も痛くなりました。うなされそうです。なぜこれ程、今日、たばこの吸い殻が目立ったのか、理由が分かりません。

飲みさしで、キャップを締めたペットボトルがまとまって捨てられていました。そのままでは焼却ゴミになってしまうので、いちいち開けて中身を捨てなければならず、手間が掛かります。

今日は、大潮の満潮に差し掛る時間帯でした。干満の差は70センチもあり、河口付近では、潮が満ちて高水敷がじわじわと海水に浸かっていく様子が分かりました。自然の驚異です。



次回の川原橋地区のクリーン活動は、3月10日(日)8時からです。そろそろ生きものたちも、高水敷や川の中で活発に動き始めて、眺めていても楽しくなると思います。たくさんの皆さんのご参加を心からお待ちしています。



2024年2月10日土曜日

20240210 福田小学校南側の大町橋までの区間の雑草雑木刈りを行いました

今日の午前、福田小学校から南側の昭栄堂製菓がある大町橋までの区間の雑草雑木刈りを行いました。たった20メートルでしたが、草刈機だけではなく剪定鋏やノコギリまで動員する、なかなかの作業となりました。

 1月の福田小学校〜コープこうべ福田店前のクリーン活動で、福田小学校の南側の大町橋付近の雑草の森に不法投棄された家庭ゴミの袋などを見つけてしまい、薮を漕ぎ、野バラにもチクチクやられながらひろい集めました。あたりにはシナサワグルミの他にも樹木化した雑草がそこここにビンビンに伸びていました。草刈機には竹や枝も切れるチップソーを装備していましたが、まさに歯が立たないところもあり、手こずりました。


刈り取った雑草雑木刈りの下には、予想通り、結構なゴミが溜まっていました。次回、2月25日(日)の定例のクリーン活動で全て回収します。小ぎれいな高水敷には、橋の上からのゴミの投棄も減るのではないかと、期待します。


2024年2月4日日曜日

20240203 「水辺・たるみ交流会」を開催し、垂水区内外の河川愛護や川を活用した地域活動に取り組む団体が一堂に会しました

 昨日、2月3日(土)午後1時から夕方5時まで、垂水漁港内の神戸市立水産会館で「水辺・たるみ交流会」を開催しました。50名近い参加者があり、垂水区内外の河川や里山の環境保全や、川を活用した地域活動の報告に熱心に耳を傾けていただきました。

会の冒頭には、会場の水産会館の管理者でもある神戸市漁業協同組合の山田組合長に挨拶いただき「森は海の恋人」をキーワードに、海の貧栄養化を食い止めるために、川の環境改善に取り組む団体へ応援メッセージを頂きました。


(神戸市漁協山田組合長)

基調講演は、上穂川フィールド再生・活用ネットワーク世話人の伊與田さんから、「多井畑西地区の自然環境再生の取り組み成果と今後の展開について」と題して、福田川支流の小川の先の、須磨区側の多井畑西地区での、先進的でワクワクする里山再生活動の様子を、お話し頂きました。山林を支配し人の行く手を阻んでいた竹林が、ボランティアメンバー、地権者そして行政の手によって計画立てて伐採、整理されていく様は、驚き以外の何ものでもありません。神戸市都市局の小塚部長からは、その里山再生をサポートする神戸市の施策について、お話頂きました。

ついで、神戸市環境局の岡田課長からは、「垂水区などに生息する外来⽣物の現状や対策について」と題して、外来生物の駆除がなぜ必要なのか、その背景にまで踏み込んで分かりやすく解説いただきました。

(上穂川フィールド再生・活用ネットワーク世話人の伊與田さん

(神戸市都市局 小塚さん)

(神戸市環境局 岡田さん)

第二部は、地元で河川環境保全や、川を活用した地域を元気にする活動に取り組んでいる垂水区内の団体に、順に今年度の活動報告を頂きました。

福田川クリーンクラブについては、祖業のクリーン活動から、環境保全や地域を元気にする活動まで幅広く取り組んでいる様子をお話ししました。

そして、レギュラー報告団体の塩屋まちづくり推進会やれいんぼう☆キッズの皆さんに加えまして、今回、福田川の上流域の草刈りや、地域の子ども作りをサポートしておられる名谷SRほのぼの会さん、福田川のみならず神戸市内の自然環境のフィールドワークに取り組んでおられる、兵庫県立星陵高等学校の学生さんにも、新たに情報提供の輪に加わっていただきました。

会の最後には、神戸市立神戸工業高等専門学校の宇野先生から「生物多様性」の3原則になぞらえて、発表の総括講評と、今後の活動への期待をお話頂きました。

(福田川クリーンクラブ 村上)

(塩屋まちづくり推進会 岡本さん)

(れいんぼう☆キッズ 阪本さん・向井さん・齋藤さん・阪本さん)

(名谷SRほのぼの会 瀧原さん)

(フクレンジャー 市川さん)


(兵庫県立星稜高等学校 石川先生、岡本さん)

(神戸市立工業高等専門学校 宇野先生)

大人から、小中高校生、そしてシニア年代まで幅広い年齢層や活動フィールドのメンバーが、日頃の活動ぶりを熱く語り、参加者は大いに刺激をうけました。

(講演者・発表者や来場者の皆さん)

「水辺・たるみ交流会」の講演・発表資料は、講演者・発表者の了解を得て、福田川クリーンクラブWebサイトの資料室で公開しています。閲覧をご希望の方は、次のURLからアクセスし、お申し込み下さい。

https://fukuda-river-cc.org/reference/index.html