福田川クリーンクラブは今年で創立20周年を迎えました。おかげさまで約60名のメンバーが、川のクリーン活動や生物多様性確保プロジェクト調査、自然環境再生や川を活用したまち興しで目覚しい成果を上げています。しかし、ゴミを減らし、人や生き物に優しい川を取り戻し、川を中心に元気なまち垂水を作り上げるためには、まだまだ克服すべき課題が山積しています。その解決策のヒントを得ようと、10月15日、16日に、静岡県三島市の源兵衛川・境川清住緑地、清水町・柿田川公園を、NPO法人三島グランドネットワーク様の案内で、クラブのメンバーが視察してきました。
昨晩は、その報告会をレバンテ垂水の定員20名の会議室がほぼ満室の盛況のうちに開催しました。ドブ川や工場移転後の川を見事に再生し、全国からの移住者ナンバーワンを誇るまでに元気な川や街の様子を目の当たりにした感動を、報告会参加者と新たにしました。さらに、この環境再生を主導した三島市のNPO法人グランドネットワーク三島さんの活動や手法を、福田川にどのように活かすことができるか、整理してお話しました。
その報告資料を公開します。(資料をクリックし矢印ボタンで次のページに移動できます)
報告の後、出席者は視察の感想や、報告会を聴いての感想を述べ合いました。
・ボランティアとして、地域を元気にして楽しめる川の実現にむけて、これからも頑張りたい
・三島市の、行政による遊休地の買上げとNPO(環境保全団体)への無償貸与と、市民による手作り公園などの再生は、神戸でも使えると思った
・子どもが通う学校では、福田川は危ないから絶対に入ってはいけない、と教えられている
・クリーン活動や夏休みの生き物調査&川遊びで川に入り、ゴミもあるけれど、川が楽しいところだとよくわかった。学校にしっかり、案内を行って欲しい
・普段、クリーン活動に参加しているが、生き物調査&川遊びで、初めて福田川の水の中に入った。腰まで水に浸かって、昔子どもの頃、川遊びに夢中になったことを思いだした
・企業ボランティアとしてのクリーン活動参加が、仲間入りのきっかけであったが、実際に活動に参加してみると、楽しくて、達成感がある
・議員として、福田川の治水事業が実施されるのに当たって、3面コンクリート張りを阻止し、底面は自然の岩などを残した。それで生き物が多少なりともいる川になっているが、さらに住民に親しめる川にしていきたい
・上流は水質が悪く、下流は三島市ほどではないが、水に因む地名が物語っているようにわき水が流れこんで、水質が良化している。この環境を活かして、自然が豊かな川を育てていきたい
報告会の後は、懇親会で、さらに福田川の行く末来し方の談義で盛り上がりました。