2023年6月30日金曜日

20230630 一斉清掃に備えて福田小学校前の雑草雑木狩りを行いました

 今日の午前中、雨がほとんど止んでいるのを見計らって、福田小学校前の高水敷を150メートルほどにわたって、雑草雑木刈りを行いました。大人の背丈を超えるほどに繁りジャングルのようになっていた区間は、足元が見えるようになりました。


毎年、7月の海の日の前に「垂水区海岸等一斉清掃」が行われていました。それが今年からは、各地区の事情に合わせて清掃日を設定することになりました。福田川流域では、各地区で次の通り実施される予定です。いずれも雨天中止で延期はありません。

①川原橋〜瑞穂公園前:7月9日(日)9時〜10時

②福田小学校〜コープこうべ福田店前:7月23日(日)9時〜10時

③あじさい公園:7月1日(土)9時〜10時

それに備えて、安全にクリーン活動の参加者が立ち入れるように、川原橋〜瑞穂公園前や福田小学校〜コープこうべ福田店前では、刈り取りだけではなく今回、刈り取った雑草雑木の引上げ・処分を事前に行う予定です。7月2日(日)の8時から午前中、福田小学校〜コープこうべ福田店前で作業を行います。しかし半日では終わりそうにないので、今日、出来る範囲の作業を行いました。サウナのように汗もかきました。今晩も、ハイボールがうまいことでしょう。


2023年6月25日日曜日

20230625 5月末に行った「福田川生物多様性確保プロジェクト」調査結果を公開します

 5月27日(土)・28日(日)の両日に渡って実施した「福田川生物多様性確保プロジェクト」の調査結果がまとまりましたので、公開します。厳しい環境ながらたくましく生きている魚介類や、水質の状況をご覧下さい。














今回、落合池の陸地化が去年の同時期と比べても進んでいる印象を受けました。生き物の捕獲数は全般的に昨年同期よりも少なかったです。

コープこうべ福田店前や瑞穂公園前であぶくが浮かぶなど良好な水質環境とは思われませんが、その下でも魚類がたくましく生息していることを確認しました。また、汽水域の瑞穂公園前では、今回初めて、生きたクサフグを捕獲しました。全身毒だらけの全く食えない生き物ですが。

土池では、「池ガキ」と遭遇。池は高い鉄の格子のフェンスに囲まれていますが、そのフェンス越しになんとか釣りをしたいと頑張っていました。私たちが一緒に生き物を見ないか、と誘うと飛んできました。子ども達の故郷は徳島の吉野川沿いで、話を聞くと夏休みなどには帰省して楽しい川遊びをしているようです。福田川流域でも、いつの日か、自由に川や池に立ち入って遊べる日が来るよう、私たち大人も引き続き頑張っていきたいです。

20230625 福田小学校〜コープこうべ福田店前のクリーン活動 ジャングルの草の根元にはなぜかたくさんのペットボトル

 今日は第四日曜日。福田小学校〜コープこうべ福田店前のクリーン活動の日です。薄曇りで蒸し暑い天気の中、四人のメンバーで頑張りました。高水敷は、先月初めに雑草雑木を刈り取ったところなのに、はやジャングル化していて足元が良く見えません。上流側は終点のコープこうべ福田店前まで薮をかき分けてたどり着けました。しかし、下流側は50メートルほど下ったところで先に進めなくなりました。

暑さでポイ捨てが増えたからでしょうか、今日は500ミリリットルのペットボトルがやたら多かったです。また、護岸が崩れて大きな石が川筋を少しふさいで、天然のバーブ工になっているところは、何重にもビニール袋やゴミがまとわりついて、みっともない姿になっていました。メンバーが川の中に入り、苦労してそれらを引っ剥がしました。







ジャングルではクリーン活動に差し支えもありますし、今度、来月には、垂水区海岸等一斉清掃に代わる地域のクリーン活動を、23日(日)に行います。それに備えて、来月2日(日)の朝8時から午前中、クラブのメンバーで雑草雑木刈りを行います。協力いただける方を募集しています。体力が余っている方は、ぜひ、ご連絡ください。

今回刈った雑草雑木は道路側に引き上げて、業務用のゴミ袋に入れて垂水区役所/垂水建設事務所が回収してくれることになりました。これで、刈った雑草雑木が高水敷の新たな肥料になるのを防げます。

2023年6月17日土曜日

20230617 福田川水系の水質一斉調査を行い、源流落合池の水質悪化の原因の糸口がつかめるかも知れません

 雲一つ無い素晴らしい天気のもと、福田川水系の水質一斉調査を朝から午後まで掛けて行いました。スタートは、福田川源流の落合池に東北側から流入する白川台方面の水路です。今年は梅雨入りが早く、水路には水が流れていました。

その後、落合池の中の3か所、総合運動公園内の滝が谷奥池・口池、名谷団地南端の菅の台にある土池、福田川の支流の小川と本流が合流するところにあるつつじが丘親水広場、さらに下流のコープこうべ福田店前、瑞穂公園前、そして清水が注ぎ込む川原橋ビオトープです。全部で18か所をクラブのメンバーと、今回長田区から来られた青年と三人で回りました。

計測したのは、水質汚濁の指標となるCOD(化学的酸素要求量)と金属総量5種(銅、亜鉛、マンガン、ニッケル、カドミウム)です。

福田川源流の落合池の水は黄色く濁り、水質も劣悪ですが、入ってくる水もすでに黄色がかっています。今回、流入する水路の複数箇所でいずれも汚れがひどい、との結果が出ました。今後、計測結果の集計、分析でその範囲が判明するでしょう。また、落合池から下流の特定箇所で水質が大きく変わるところはありませんでした。どこも水がよどんでいるため、押し並べて神戸の市街地の他の河川と比べて水質が悪いです。











中流域のコープこうべ福田店前や下流の汽水域の瑞穂公園前では、真夏を思わせる気温で水温が上がっているためか、あぶくが目立ちました。それでも、その下に小魚が群れを成して泳いでいました。魚たちからは、たくましさと見かけほど汚れていないのではないか、との希望を抱かせてくれました。

河口近くの川原橋ビオトープには、私が住む高丸方面から絶え間なく湧き水が流れ込んでいます。採水用のペットボトルでメンバーが水を汲むと透明で、いつもの検査ながらホッとした気持ちになりました。この湧き水で、福田川の下流は救われています。

長田区から来られた青年は、来年アメリカに渡り水質管理の知識を身につけ、将来は海外を股に掛けて水処理の仕事に携わりたいとの希望を持っています。今日は、クラブの下水処理施設設計コンサルの専門家から色々、検査手法や仕事に携わるまでのステップなどを聞くことができて、意味ある活動参加になったのではないかと思います。

2023年6月16日金曜日

20230616 千鳥が丘小学校の4年生『総合的な学習「環境学習」』の支援を行いました

 私の家からも歩いて15分ほどのところにある千鳥が丘小学校さんから、小学校4年生の『総合的な学習「環境学習」』の支援依頼を受けていました。今日、朝から小学校に行き、冒頭にミニ講義を行い、その後、生き物班、植物班、ゴミ班の三つのグループに分かれて校区内を歩いて調べました。私は生き物班に同行。


ミニ講義では、校区や校区の下を流れる福田川の特徴、どんな生き物がいるのかを紹介しました。次に外来生物を紹介し、子ども達にどう向き合ってほしいか、そして、その後のフィールドワークの要領も話しました。









フィールドワークで、生き物は、在来の大中小のアリやダンゴ虫、ワラジムシ、ミミズ、アリグモと「在来種」や真っ赤なダニ、白いダニとかを見つけて、ワイワイ言いながら歩きました。事前に入手した生息情報を元に、特定外来種のアルゼンチンアリがいそうな所も回りましたが、なかなか姿を見つけられず、さては退散か、幻かと期待しました。

ところが、しっかりその姿を見つけました。場所は公園の植え込みなどです。子ども達には、その最大の特徴の動きの速さと群れ具合をしっかりと目に焼き付けてもらいました。在来種も近くに結構いて、繁殖の初期段階と見て取れました。今後、自分たちの家やよく利用する施設が被害に遭わないために、行動を起こす必要があります。

1か月後、学校で研究発表会が開催される予定です。子ども達がどんな調べ物をして、アクションプランを立てるか、楽しみに待ちます。

ところで、夕方、犬の散歩をしていたところ、わが家と同じ高丸町内でも、とうとう見つけてしまいました、アルゼンチンアリ。こちらの方は、早急に駆除に取り掛ります。

2023年6月11日日曜日

20230611 今年の梅雨入りは早く今日も雨降りで、川原橋地区のクリーン活動は中止になりました

今日は、第2週の日曜日で、川原橋地区のクリーン活動でしたが雨降りのため中止になりました。神戸の大手企業からボランティアの参加が予定されていて、昨日もクリーン活動エリアのうち右岸の残りの部分も念入りに草刈りを行っていただけに、残念です。




【昨日刈り取る前はこんな状況でした。立入り困難です】

近畿地方の平年の梅雨入りは6月6日頃で昨年は6月14日でしたが、今年は5月29日頃。早く始まったからには、早く終わって素晴らしい夏になって欲しいです。

なお、今日中止になった活動は、ボランティア参加を予定しました大手企業様と調整し、来週以降改めて行うかも知れません。その際は、ブログ等でお知らせします。


2023年6月5日月曜日

20230605 週末のクリーン活動に備えて、川原橋〜瑞穂公園前右岸の草刈りを行いました

 今週末、6月11日(日)は、川原橋地区のクリーン活動の日です。今回、神戸を代表する企業のボランティアメンバー多数が、昨年に続いて来られる予定です。それに備えて、今日の午前中、クラブが管理するビオトープ周辺と、特に雑草がひどい右岸の草刈りを行いました。

川原橋地区の最近の草刈りは、年始に川を管理する兵庫県神戸県民センター神戸土木事務所さんによって行われました。その後、GWを超して今日まで手つかずで、入り慣れたクラブのメンバーでも立入りを躊躇するような状況でした。足元が見えず、凹んだところやそこここにあるシナサワグルミの切り株で足を取られ、最悪、転んで川に転落する恐れがありました。また、特定外来生物のオオキンケイギクもチラホラ生息しだしていました。

今日は携行した1リットルの燃料が尽きて、右岸は、あと20メートルほど刈り残しました。それでも、とりあえずクリーン活動のメンバーを迎え入れられる状態になりました。残りのところは、今週末、時間が取れればやっつけます。



なお、11日(日)の川原橋地区のクリーン活動は、遠くから来られるボランティアメンバーを考慮して、いつもよりも一時間遅い9時スタートです。お間違えの無いようにお願いします。