作業は、まず、急斜面の樹木にロープを張り、それを伝って人が池の底土の部分に降りられるようにします。次に、チェーンソーの操作免許を持つ神戸市職員が、あらかじめ黄色のビニールテープで印を付けていた伐採対象の樹木を、慎重に切り倒していきます。私も、庭木の剪定などで家庭用のチェーンソーを使ったことがありますが、何メートルもの高さの樹木を切り倒すのを間近で見るのは、初めてでした。迫力もありましたが、たしかに危険で技能が要求される作業です。操作するのには法令で16時間もの講習受講が義務づけられている意味がよく分かりました。
2022年2月19日土曜日
20220219 滝ヶ谷奥池の雑木伐採、出入り口作成をボランティアが力を合わせて行いました
今年も神戸総合運動公園内にある滝が谷奥池を活用して神戸市の音頭取りでブルーカーボン・グリーンカーボンの実証実験が行われます。池の中にカーボンを良く吸着する水草を植えて、その効果を測定するものです。それに備えて、池の斜面に林立する雑木を切り倒し、斜面の下に土のうと共に固めて池の中に出入りする足場を作る作業を行いました。神戸市職員とRe.colab KOBEの環境ボランティアの皆さん、そして福田川クリーンクラブのメンバーが参加しました。22名もの参加者が力を合わせることで、ちょうどお昼時で雨が降り出すまでに、池に出入りできる通り道のもとを作り上げました。
切り倒して池の底土に落とした樹木や雑木は、メンバーがノコギリや剪定ばさみで枝を切り落し、細切れにして、切り立った斜面の下に運び積み上げていきます。その上に池の底土を詰めた土のう袋を抑えで載せていきます。今日は午後、本格的な雨降りになりましたので、通り道の完成はまだ少し先になります。
2022年2月13日日曜日
20220213 今日は中潮の満潮。たばこの吸い殻、カンカンが目立ちました
どんよりと曇った空の元、川原橋〜瑞穂公園前のクリーン活動を行いました。時間帯はちょうど、中潮の満潮でした。いつもならば海が見える河口付近まで行けます。しかし今日は川原橋ビオトープから50メートルほど下ったところで、海水が膝近くにまで達して、行止りになりました。代わりに、右岸は、いつものエリアからさらに50メートルほど遡ってごみを拾い集めました。
今日目立ったのはたばこの吸い殻とカンカンです。川の横の道路にもたくさん落ちていました。海からの吹き上げのゴミを拾い集められなかったので、総量は少なかったです。
一昨日、大量のゴミの不法投棄が、クリーン活動のゴミ集積場にありました。クリーンステーションでは無いことをハッキリと告知する貼り紙が、日差しや風雨のために劣化していましたので、今日、真新しいものに貼り替えました。地域の方々のマナー向上を期待したいです。
次回の川原橋〜瑞穂公園前のクリーン活動は、3月13日(日)の朝8時からです。来月は、企業ボランティアも多数参加される予定です。春の日差しを浴びて、にぎやかに活動したいものです。ブログをお読みの皆さまのご参加をおまちしています。
2022年2月5日土曜日
20220205 福田川源流の滝ヶ谷奥池・口池の水路の全貌が見えました
福田川は源流にいくつものため池を擁しています。その中でも貴重なメダカやタニシが生息するのが、滝ヶ谷奥池・口池です。神戸総合運動公園の敷地にありますが、市民の立入りは禁止されています。
しかし、昨年から、この地で神戸市のブルーカーボン・グリーンカーボンの実証実験が始まり、水利権者の他にも池の周りにも少しずつ人が入るようになりました。そうなると、池や周囲の手入れも必要ですし、夏場のマムシや足元が見えないことで凹みや用水路に足を取られる危険の除去が必要です。そこで、昨年から徐々に草刈りなどの整備を進めています。今日は、口池のえん堤および、奥池と口池を結ぶ水路沿いの薮の雑木、笹や蔓草などの雑草を刈ってきました。
その結果、深い薮に覆われていてこれまで全く見えなかった奥池と口池を結ぶ水路の全貌が分かりました。今回、草刈機には、マキタの竹・雑木用の特別なチップソーを付け、効果絶大でした。前回は笹の油が回転歯にまとわりついてさっぱり切れず、エンジンがオーバーヒートしそうになりました。それが今回は、ザクザクと切り進められ、細い木であればスパッと幹を切り落とすことができました。
先人の建築工事の大変さ、奥池の本来の弁が完全に故障していて、水が一滴も土管から流れ出ていないことや、水路の壊れて補修が必要なところもよく分かりました。今後の環境再生につながる情報が得られました。また、この春以降の「福田川生物多様性確保プロジェクト」でも調査に立ち入り、生き物の様子をしっかりと観察、記録していきたいです。
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