2024年12月8日日曜日

20241208 20名以上の企業ボランティアの参加で、いつもに増して大量のゴミを回収しました

 今日は第二日曜日で、福田川・川原橋〜瑞穂公園のクリーン活動の日です。今回は、川崎重工業のボランティア23名が参加されました。遠くは尼崎市や加古川市からもご家族で駆けつけて頂きました。また、冒頭、平野神戸市会議員も声援に来られました。多数の皆さんの参加を感謝いたします。

いつもの月以上に大人数でかなり念入りにゴミ集めを行った結果、資源ゴミ2袋、その他のゴミ7袋、さらに鉄の箱や自転車のパーツなどの産廃を回収しました。

参加者は、全長970メートルの左右両岸をさらに川原橋ビオトープを起点に上流側、下流側に分けて1時間ほどの活動に出発しました。ビンカンペットボトル、ポリ袋などのゴミが、高水敷の草原に点在していましたし、河口付近の葦原の吹きだまりにはまとまって落ちていました。






回収したゴミは小袋からビンカンペットボトルの資源ゴミを取りだし別の袋へ移しました。その後の閉会式では、希望された方々に「ボランティア活動証明書」をお渡ししました。今回の活動を通して福田川への関心を深めた方もおられるのではないかともいます。来月以降も、活動に参加されるメンバーがおられることを期待したいと思います。

本会終了後、半分以上のメンバーが残り、前日川原橋ビオトープを始め3か所に仕掛けて置いたもんどりを引き上げて、中に入っている水生生物を確認しました。ビオトープ付近に仕掛けをすることはほとんど無く、これまでの「福田川生物多様性確保プロジェクト調査」でもかかったことがない猛毒を持ったゴンズイやガシラに似た大きな魚ソイも掛かりました。モクズガニやクサフグ、ハゼも健在です。




次回の川原橋〜瑞穂公園のクリーン活動は、新年1月12日(日)の8時からです。数多くの皆さんのご参加をお待ちしています。





2024年12月7日土曜日

20241207 西区神出の雌岡山で開催された「豊かで活力ある森を作るための除伐作業」を見学してきました

 大阪湾、播磨灘はもともと大変豊かな漁場ですが、近年海の貧栄養化が進み、海苔の色落ちや漁獲量の減少を招いています。その対策として、漁業者と山林を管理する団体、企業、行政が協力して「漁業者の森」を整備する事業が神戸市西区の神出地区で25年前から行われています。その活動を、福田川水系や水源の環境改善の参考にしたいと思い、今日行われた森林の除伐作業を見学してきました。



昨日辺りから昼間の気温がぐっと下がっていますが、会場の西区神出の雌岡山頂上付近は強い風が吹いていたこともあり、日陰ではかじかむ寒さでした。その空気をものともせずに、100名を超える参加者が続々と駐車場に集まってきました。参加者の内訳は、兵庫県漁連と傘下の漁協、事業に協賛するコープ神戸さんの社員と家族、そして除伐作業の指導に当たるNPO法人ひょうご森の倶楽部や兵庫県農林水産部の皆さんです。




本格的な剪定鋏と大人はノコギリ、そしてヘルメットの貸与を受けて、全員で準備体操と記念撮影を行った後、晩秋の落ち葉のシャワーをかいくぐりながら、目的地の山林に出動。7、8名ずつの班に分かれて、受け持ちのエリアに到着し、ひょうご森の倶楽部のメンバーの指導やアドバイスをもらいながら山林の照度を保つために間伐作業に着手しました。私が見学した班のメンバーの本職は漁師さん。網や竿をノコギリに持ち帰ると勝手が違うのか、はじめはなかなか木にうまく歯が入りません。私も、昔はそうでした。


刈り取った雑木は斜面に対して水平方向に、大きな木の根元に積んでいきます。こうすることで、自然に返し、肥料化されるのだそうです。

私は午後から次の予定があるので、集合場所の駐車場に一足先に戻りました。すると、そこにはブルーシートが敷かれ、大釜からは何やら湯気が立っていました。また、各ブルーシートには、海苔あおさのカップ味噌汁も配られていました。播磨灘で採れた原材料を使っているのかも知れません。


今日は除伐作業プロジェクト現場の勉強になりました。神戸市漁協の皆さんには、今後、ぜひ近い将来福田川水系にも上がってきてもらって、荒れ果ててなかなか手が付けられない水源の森林整備に、共に頑張りたいと思います。

2024年12月1日日曜日

20241201 明石から新しいボランティアメンバーがあじさい公園のクリーン活動に駆けつけてくれました

 今日は第1日曜日で、つつじが丘とあじさい公園の2か所のクリーン活動の日です。それぞれの場所で、メンバーが元気に活動を行いました。このうち、あじさい公園の方には、明石市から新しいボランティアメンバーが駆けつけてくれました。神戸市のボランティアマッチングサイトの「ぼらくる」で、当クラブの活動を見つけたそうです。ありがたいことです。

メンバーは長靴を着用して、さっそく、川の中に入りゴミをひろい集めました。岩の間には今日も、それなりの量のポリ袋やビニール系のゴミが引っかかっていました。




同じ時間帯、つつじが丘でも5名のメンバーが頑張りました。



20241201 中下流で「福田川生物多様性確保プロジェクト」2日目の調査。過去最大級の釣果でした

 絶好の秋晴れの元、「福田川生物多様性確保プロジェクト」の2日目の調査を行いました。今日は、中下流のコープこうべ福田店前と、瑞穂公園前に前日仕掛けた10個のもんどりを引き上げました。


コープこうべ福田店前では、テナガエビ6匹の他、長さ20センチの観察用水槽に入りきらないほど特大のフナ2匹などを捕まえました。




瑞穂公園前でも、これまでの調査で最大級のカワアナゴ5匹、海へ戻る途中の大きなモクズガニ9匹の他、ドンコや汽水域に暮らすコトヒキを今回初めて捕まえました。

今日の中下流は、アブクが無く、降雨から数日経って濁りも落ち着き、透明度がありました。

多種多様で数多くの生き物を目にすると、クリーン活動や生物の保全活動に取り組んできて良かったなあ、と心から思います。同時に、従来の生態系を乱す外来種の適切なコントロールの必要性も感じます。これから二日間の調査結果をまとめ、過去との傾向の比較なども行い、公開の予定です。期待してお待ち下さい。

2024年11月30日土曜日

20241130 秋の「福田川生物多様性確保プロジェクト」調査1日目、落合池では陸地化がさらに進行、土池ではブルーギルが多数掛かりました

 今日は朝9時から夕方4時までかけて、「福田川生物多様性確保プロジェクト」の一日目の捕獲調査と、明日の2日目の調査のための仕掛けを行いました。

落合池では、ここ数年急速に陸地化が進行しています。昨日まとまった雨が降ったのにもかかわらず、夏場までは柔らかいミルフィーユ状のところが固くなっていました。そして、冬場の凍結の時期に近いぐらい、放水口の方まで歩いて行けました。池の放水口を見ますと、池の水位自体はほとんど下がっていないので、やはり陸地化が進行していることが分かります。


また、菅の台の土池では、体長10センチ以上のブルーギルの成魚が5匹もかかり、仔魚にいたっては50匹も掛かりました。逆に、この時期に見られたモクズガニは捕まりませんでした。池の土手にはルアーが見つかり、まさしく特定外来種の侵入の悲しい証拠と結果が見て取れました。

一方、滝ヶ谷奥池では、NPO法人による徹底的なアメリカザリガニの駆除が奏功していることを確認しました。

明日は、中下流のコープこうべ福田店前と、瑞穂公園前でもんどりを引き上げて調査を行います。

2024年11月29日金曜日

20241129 明日明後日の「福田川生物多様性確保プロジェクト調査」に備えて、流域7か所で、25個の仕掛けをしてきました

 明日11月30日(土)と明後日12月1日(日)は、福田川生物多様性確保プロジェクト調査の日です。それに備えて、今日の午後、クラブのメンバーと共に、福田川の源流から支流の7か所を回り、合計25個のもんどりの仕掛けをしてきました。


未明には短時間と思われますが、大量の雨が降りました。そのため、池の水は濁り、増水していました。最初に仕掛けに訪れた落合池では、流入口付近のガマがまるで刈り取られたかのようになぎ倒されていました。陸地化が着実に進行していて、水が増えている今日も、中央地点付近にはたどり着けませんでした。




明日は、朝9時、落合池に集合です。仕掛けているもんどりを引き上げて水生生物を確認、記録し、水質や植生の調査も行います。晩秋の釣果が楽しみです。


2024年11月24日日曜日

20241124 福田小学校〜コープこうべ福田店前のクリーン活動では、思いのほかゴミが多かったです。大物も多数引き上げました

今日は第四日曜日で、福田小学校〜コープこうべ福田店前のクリーン活動の日です。キリッとした空気の中、朝9時から1時間、3名の少ない人数で400メートル近い広いエリアのゴミをひろい集めました。




活動を始める前に川の上の道路から高水敷を眺めると、さほどの量は無いように思えましたが、1時間ほど掛けて活動を行うと、ビンカンペットボトルの資源ゴミが1袋、その他のゴミが3袋も集まりました。さらに、川の中や高水敷の土の中からは、業務用の掃除機のパイプ、金属製の何かの枠、折れた傘、三角コーンのベースなど大物のゴミが見つかりました。土の中の荒ゴミは、草刈機の歯に当たると時に即交換が必要になるぐらい、大きなダメージを及ぼします。 投棄はかんべんして欲しいです。

また、一般ゴミではポリ袋やビニールのほか、今回もマスクが多数、雑木に引っかかっていました。紐もマスク本体も風雨にさらされても分解せず、やっかいでみっともないゴミです。

コープこうべ福田店前の砂地には、動物の足跡もありました。高水敷の岩壁の石の間に暮らすヌートリアでは無いかと思われます。もしそうならば、高水敷の石積みを壊す害獣です。駆除が必要です。

次回の福田小学校〜コープこうべ福田店前のクリーン活動は、年内最後で12月22日(日)の9時からです。ブログをお読みの皆さんの参加を心からお待ち申し上げます。