2024年7月27日土曜日

20240727 川原橋〜瑞穂公園前の左岸が安全に通れるようになりました

 今日は8時過ぎから、川原橋地区のメンバーと二人で、川原橋ビオトープから瑞穂公園前の左岸の草刈りを行いました。瑞穂公園前は、8月17日(土)のお昼に開催する「福田川 川底のゴミ拾い・生き物調べ&川遊び」の会場です。今日の作業で、両岸とも雑草を一掃しました。子ども達が高水敷に上がっても、コンクリートの凹みに足を取られたり、雑草で手足を切ったりかぶれたりせずに済みます。また、クリーン活動も安全に行えます。

作業は、上流側と下流側から出発し、落ち合う段取りでした。左岸は朝方、高い擁壁のために日陰でしたが、時間が経つのに連れて日が当たり、気温も上がってきました。メンバーと合流した11時頃には、二人ともだいぶん消耗していました。丁度、草刈機の補給した燃料も使い果たしたところで、左岸が全通しました。





イベントでの子ども達の歓声や、雑草が減ってゴミを捨てにくくなる雰囲気も醸成されて、ゴミが減ることが楽しみです。


2024年7月20日土曜日

20240720 今朝も瑞穂公園前の右岸の草刈りを行い、30メートルほど前進しました

先週末に続き、今朝も福田川瑞穂公園前の右岸の草刈りを行いました。作業を開始した頃は薄曇りで作業が捗るかと思いましたが、11時近くになると気温が上がり、日差しも出てきて、休憩が増えました。

先週末の作業では荒刈りになっていた瑞穂公園前の右岸をきれいに刈り取り、8月17日(土)のお昼に開催する「福田川 川底のゴミ拾い・生き物調べ&川遊び」来場者が高水敷に手をかけても、ススキなどの葉っぱで手を切らないようになりました。

その先は、14日(日)のクリーン活動でメンバーが立入りを諦めるほど、大人の背丈近くにも雑草が茂っていましたが、今日、30メートルほど進みました。あと20メートルほど刈り取ると、右岸の高水敷のクリーン活動のエリアは貫徹です。イベントまでには、手つかずの左岸と合わせて、きれいにします。シナサワグルミなどの樹木は、日陰を作ってくれますので、剪定の上、残していきます。




今日は、ジャバラのように伸縮可能な折りたたみ椅子を持って行ったのが良かったです。一方、空冷ベストのファンの回転が11時を過ぎると急にペースダウンしました。帰宅後、バッテリーを確認すると、チャージの数字が「1」を指していてほぼ空の状態でした。空冷ベストは、安全に作業を行うための命綱です。次回はバッテリーを満充電します。


2024年7月15日月曜日

20240715 福田川河口から1.9キロの中流域で刺し網を実施。スズキの幼魚が掛かり驚きました

 福田川の中を覗いていると、夏頃はそこここで黒っぽい魚群が見られます。「福田川生物多様性確保プロジェクト調査」では、流域の複数箇所にもんどりを仕掛け、魚類の調査捕獲を行っています。しかし、群れを成している小魚は、これまで全く掛からず、どのような種類の魚か謎でした。

そこで、今日、クラブのメンバーと神戸動植物環境専門学校生や生き物好きの地域住民が力を合わせて、河口から1.9キロの中流域の福田小学校前で刺し網を行いました。

そこで掛かったのは、なんと大半が海と川を回遊するスズキの幼魚でした。調査箇所の福田川には岩が露出して川底が見えて川の流れが急になっているところが何か所かあります。なぜそのような困難を乗り越えて遡上しているのか不思議です。生命力の強さにも驚かされます。

刺し網は袖部が6メートルほどのものを2個用意しました。まず1個目を、下流側で川幅一杯に拡げ、川のよう壁と高水敷側の上部な雑草に一端を固定しました。そして、20メートルほど上流からメンバーが川幅一杯に拡がって、たも網で川をバチャバチャ叩いたり、川底の小岩をひっくり返したりしながら下流側に生き物の追い込みました。ふだんの川の水は黄土色に濁っていて、深みがあるのではと心配しましたが、ウェダーを着て入ってみると、最も深いところでも大人の腰の下の高さぐらいであることが分かりました。

1か所目の刺し網の袋を覗いてみると、ぴちぴち跳ねる魚の姿がありました。小さなタモでビニールのバケツに移し替えてみると全部で5匹いて、いずれも体長9㎝ほどのスズキの幼魚でした。








その刺し網はそのままにして、さらに100メートルほど上流で、もう1個の刺し網を仕掛けて、追い込みを行いましたが、1回目の追い込みでは坊主。下流側よりも水深が数十センチ深くさらにたくさんの魚がいるように思え、、近くで魚が跳ねるのが見えたりして納得が行かず、もう一度追い込みを行いました。すると、数匹のスズキの幼魚とカワムツの幼魚が一匹ずつ掛かりました。また、下流側の刺し網に戻ってみると、フナの成魚1匹と大型のアカミミガメが一匹掛かっていました。


魚群はオイカワではないかと推測していて、今回、意外な結果でした。

活動の最後には、ウェダーやずぶ濡れになっても良い覚悟無しでは入れない川のバーブ工や岩に引っかかったゴミや流れ着いた投棄ゴミを引上げ、川の掃除も行いました。


神戸動植物環境専門学校には、いくつかのコースがあるそうです。参加された学生さんはいずれも水生生物が専門のコースで学んでおられるとのことです。礼儀正しく、キビキビ動かれる様子には感銘を受けました。卒業後は水族館や森林河川のネイチャーガイドなどで活躍されると思います。今日は、西は姫路の網干、東は大阪から参加されたそうですが、「福田川生物多様性確保プロジェクト」調査や、この夏の「福田川 川底のゴミ拾い・生き物調べ&川遊び」にもお誘いして、専門知見を活動に活かしていただきたいです。

川の中にジャブジャブ入っての生き物捕獲体験、楽しいです。違う季節に、また企画したいと思います。


2024年7月14日日曜日

20240714 2カ月ぶりの川原橋地区のクリーン活動を少ない人数で頑張りました

 今日は第二日曜日で、川原橋地区のクリーン活動の日です。先月は雨で中止となったために、2カ月ぶりの活動でした。レギュラーメンバーで体調不良や急な予定が入った方が出て、3名の少ない人数で、1時間、頑張りました。

高水敷への降り口は限られていて、そこに行き着くまでに川の側の道路を歩いて行きますが、たばこの吸い殻がそここに落ちていました。川の高水敷で目立ったのは、ポリ袋、ペットボトル、マスク、そして糞袋をはじめとする投棄ゴミです。まとまった雨が降ったときに高水敷も川の水に浸かってゴミが流されたのでしょう。2カ月ぶりにしては、ゴミの量は多くなかったです。壊れたラジコンも放置されていました。




活動の終わり頃、ビオトープに保育園児と若いお婆さんが虫取り網とカゴを持って通りがかかりました。虫を捕まえに来たと言う事ですが、クラブのメンバーが高水敷に群れているベンケイガニを捕まえて、カゴに入れてくれました。お子さんは、間近でじっくりと観察するのは、初めてとのことです。福田川でたくましく暮らす生物の理解者が増えることは、喜ばしいです。




2024年7月7日日曜日

20240707 じりじり照りつける日差しの元、つつじが丘とあじさい公園で元気にクリーン活動を行いました

 今日は第1日曜日で、福田川上流のつつじが丘とあじさい公園のクリーン活動の日です。つつじが丘の集合時間は8時ですが、すでにじりじりと照りつける日差しで、汗びっしょりになります。8時30分のあじさい公園の集合時間には、刺すような暑さになっていましたが、クラブのメンバーはそれをものともせず、元気にクリーン活動を行いました。


数日前までまとまった雨降りが続いたからか、普段よりも水量が多めでした。そのため、臭気やあぶくは無く、堰を伝い落ちる水の音も心地よかったです。





あじさい公園のビオトープも、導水管の詰まりが解消したようで、まとまった量の比較的綺麗な水が流れ出ていました。睡蓮が朝限定の花を開いていました。

また、今日は7月7日で七夕の日。名谷地区の自治会メンバーが総出で、あじさい公園では七夕まつりが行われます。朝早い時間ですが、既に準備を始まっていました。公園では近くの薮から切り出した竹を利用した立派な七夕飾りが立てられていました。昼頃からは、屋台もオープンして、浴衣着の来場者で埋め尽されることでしょう。




2024年7月6日土曜日

20240706 梅雨明けを思わせる天気のもと、川原橋ビオトープから瑞穂公園前の右岸の草刈りを行いました

昨日、今日の午前中、炎天下のもと、二日間掛けて、川原橋ビオトープから瑞穂公園前の右岸360メートルほど区間の雑草雑木刈り取り作業を行いました。これまでまとまった雨降りが続いたからか、雑草雑木が良く伸びていて結構な薮になっていました。あと1回、50メートルほど進めば、右岸のクリーン活動で立ち入る区間は貫通です。これでビオトープに生き物を観察にやって来る親御さんや、来週のクリーン活動のメンバーが、安全に高水敷に立ち入れます。

来月8月17日(土)には「福田川 川底のゴミ拾い・生き物調べ&川遊び」を行います。来場者が気持良く、福田川で遊べます。



橋の下が日陰で休みたいのですが、投棄ゴミのニオイがひどく、長くとどまれません。

高水敷や壁面では、たくさんのベンケイガニ達が草刈りを何事か、と眺めていました。



2024年6月23日日曜日

20240623 6月1日・2日に実施した「福田川生物多様性確保プロジェクト調査」報告を公開します

 6月1日(土)・2日(日)の二日間に渡って、福田川の源流落合池から下流瑞穂公園前までの7か所を回り、水生生物、植生、水質を定点調査して回りました。その結果がまとまりましたので、公開します。(写真をクリックすると各ページが拡大表示されます)

今回のハイライトは、落合池北東側で大量50匹ものドジョウを捕獲したことです。同じ落合池でも陸地化で仕切られた他の箇所では0匹でした。食用ガエルが北東側にはほとんどいないことが奏功しているのかも知れません。また、滝が谷奥池と口池では、か弱いスジエビの数が増えていました。業者はNPO法人によるアメリカザリガニの継続的な駆除の成果かも知れません。中流域のつつじが丘親水広場では、水の中の岩場を頑張って上っていくモクズガニの子どもの列を目撃しました。

5月31日(金)の前日の仕掛けの時は雨降りでしたが、調査でたくましく生きる生き物たちを目にすることができて、感動を新たにすることが出来ました。












次回の調査は、8月末を予定しています。福田川のダイナミックな生物の営みや環境の現状を五感で体験する良い機会です。調査に参加のご興味がおありの方は、クラブ事務局までご連絡ください。(連絡先メールアドレス:info@fukuda-river-cc.org)