2023年11月26日日曜日

20231126 福田小学校〜コープこうべ福田店前のクリーン活動:雑草雑木刈り取りでゴミが少なくなりましたが、ビックリするような投棄ゴミもありました

 今日は第四日曜日で、福田川の中流域の福田小学校〜コープこうべ福田店前のクリーン活動の日です。風も無く穏やかな天気のもと、晩秋の高水敷を歩きました。ブログで何度も報告しましたとおり、この秋、クリーン活動エリアで徹底的に雑草雑木刈りを行いました。雑草雑木は縮んで地面に倒れ込んだり雨で流されました。それで高水敷の地面近くが良く見えるようになりました。ゴミが目立つと投棄が憚られる心理が働くからでしょうか。今日は、相対的にゴミが少なかったです。1時間の作業で、ビンカンペットボトルの資源ゴミが2袋。それ以外のゴミが4袋の量でした。




長年刈り取りを行っていなかったところでは、埋まっていたり隠れていたゴミが結構たくさん出てきました。また、ビックリするような投棄ゴミも見つかりました。食品スーパーで売っている大きな梅干しが入ったパックや徳用のジャムが入った瓶がありました。賞味期限切れで投棄したのでしょうか。理由が良く分かりません。そのほか、針があって危険な疑似餌が落ちていました。さらに、何と短刀も落ちていました。重量からすると本物です。鍔(つば)や鎺(はばき)、柄(つか)は抜け落ちており、捨てられてから年月が経っていると思われます。切れ具合を確かめようと柔らかいシナサワグルミの枝に当てたところ、歯が少しこぼれました。事件とかで使われたものでは無いことを願います。






ゴミが無くなって高水敷がスッキリとしました。今の時期は水も比較的きれいで臭いも少ないです。ご近所の高齢の皆さんでも、足元が良く見えて安全にゴミ拾いが出来ます。

昨日視察してきました横浜市栄区本郷台のいたち川のように、いつでも川辺に降りて散策できるようにしたいものです。次回のクリーン活動は、年末12月28日(日)の朝9時からです。ブログをお読みの皆さんもお気軽に参加ください。

20231125 横浜市栄区本郷台のいたち川を再び見てきました。多自然川づくりの素晴らしさに、感動を新たにさせられました

お早うございます。飛び石連休を皆さん、いかがお過ごしでしょうか。私は、昨日25日土曜日の横浜出張のついでに、日本の都市河川再生の聖地、多自然川づくりの先進モデルである横浜市栄区本郷台のいたち川を、2015年10月の視察以来、再び見てきました。


本郷台は、垂水区で言うと明舞団地のようなところで、昭和40年代から50年代にかけて丘陵地に大規模な住宅団地が造成されました。その真ん中を東西に貫いて流れるのが、2級河川のいたち川です。いたち川は下流に行くと、さらに境川に合流し、湘南江の島の相模湾につながっています。洪水を防ぐために福田川と同じように1960年代に、いったん三面コンクリート張りの護岸が作られましたが、水量低下や暗渠化に伴い水質が著しく悪化しました。そこで、1980年代に自然回復工事が行われ、高水敷や親水空間が整備されたそうです。

今日のいたち川の川辺は、あくまでも人と自然のためにあります。プロムナードが整備されていて、電柱や車が通る道はありません。木陰とベンチもあります。垂水の福田川とも似た雰囲気で、高水敷には雑草雑木も生い茂っていますが、福田川と違って川辺には自由に降りられます。また水量があり、川の嫌な臭いがありません。プロムナードは雑草がよく取り除かれ、ゴミもほとんど全く落ちていませんでした。立て込んだ家並や商店も無く、住宅街や住宅団地の中に川が魅力的な自然風景として溶け込んでいます。ここがニュータウンの中心で、すぐ横に区役所があるとは信じられないです。















何度訪れても、環境の素晴らしさが羨ましく感動させられ、いつの日か似たようなポテンシャルを持つ福田川にも、このような環境をぜひ取り入れたいとの思いを強くします。


2023年11月20日月曜日

20231118-19 秋の福田川の源流から河口付近までの水生生物・水質・植生を調査 大雨の増水を利用して川を下るモクズガニに感動

 週末、前日仕掛けも含めて3日間、神戸市須磨区を源流とし大阪湾に流れ込む福田川流域の「生物多様性確保調査」で、源流から河口付近まで全長約8キロを車と徒歩で移動し、水生生物の捕獲調査や水質検査、植生調査を行いました。


今回も元気な生き物にたくさん会えました。その中でも、海と川・池を行き来するたくさんのモクズガニと出会えたのは感動ものです。ちょうど調査前日に大雨が降り、水量が増した川を伝って、源流の池から海へ移動するタイミングだったのです。源流の一つ土池では、今回降雨後の調査で、ふだん水が全く流れていない池の越流口とは別に、調整弁の水路から水が流れ出ていることが分かりました。モクズガニたちは元気に海で卵を産み、また川や池に戻ってきてほしいものです。(写真は源流落合池、中流コープこうべ福田店前、下流瑞穂公園前の流域各所で捕獲したモクズガニです)




その他にも、前回の夏の調査までとは異なる魚の種類もありました。これから詳しく分析を加え、報告書にまとめていきます。




なお、今回の落合池の調査には「名谷ワッショイ」の皆さんも多数参加され、いつもの調査に増して賑やかな活動になりました。この団体は、落合池を含む落合公園の再生、利活用や名谷団地全体の活性化を考える住民団体の連合体で、今年結成されたとのこと。落合池の未来について、地元の住民が声を上げ始めたことは、まことに喜ばしいです。福田川クリーンクラブも情報提供や具体的な再生プラン作りで、交流を図っていきたいと考えています。


2023年11月17日金曜日

20231117 明日からの「福田川生物多様性確保プロジェクト調査」のために仕掛けをして回りました

 明日、明後日は、秋の福田川生物多様性確保プロジェクト調査です。それに備えて、午後、福田川源流落合池を始め5か所に仕掛けをして回りました。4時前に帰宅すると、にわかに空が黒雲に覆われて、激しい雷雨となりました。仕掛けが流されてしまわないか、少々心配です。色々な生き物が掛かることを期待します。







2023年11月12日日曜日

20231112 企業ボランティアさんを迎えて川原橋〜瑞穂公園前のクリーン活動を行いました

 今日は第二週の日曜日で川原橋〜瑞穂公園前のクリーン活動の日です。朝時折大粒の雨が降ってきて、実施が少し心配になりました。しかし、9時の開始時刻には止んでいて、無事活動できました。今日は神戸の地元を代表する企業グループのシスメックスTMC社から5名のボランティアが参加されました。兵庫区や長田区、遠くは西区から電車バスを乗り継いで来られたとのことです。

事前に断続的に雑草雑木刈りを行っていて、切り株や落ちているゴミも見えやすく、参加メンバーから「歩きやすかったです」との声を頂きました。

雑草雑木を刈り取った高水敷では、いつもの月と変わらないゴミの量でした。ところが、河口付近には、ペットボトルや空き缶、発泡スチロール片を始めとする大量のゴミが葦原の葦の根本に引っかかっていました。風が強い日が多くまとまった雨も降って、海から吹き上げられたゴミと上流から流れ着いたゴミが溜まったのだと思われます。変わったゴミでは、鉄の鍋が2つ見つかりました。なんでこんな物が捨てられるのか、訳が分かりません。




1時間の作業で資源ゴミが45リットル入りの袋で3袋。その他の雑ゴミが8袋分も集まりました。これらのゴミが大阪湾の海の中に流れこんで魚介類の口に入らなくて良かったです。


2023年11月3日金曜日

20231103 川原橋〜瑞穂公園前の右岸のクリーン活動エリアの雑草雑木をようやく駆逐しました

 福田川下流の川原橋〜瑞穂公園前のクリーン活動エリアのうち、右岸の北側の最後の雑草雑木の壁を今日、ようやく突破し駆逐しました。これで、来週12日(日)と12月10日(日)に参加していただける企業ボランティアを安全に迎え入れることができます。


かつて切り倒した樹木の切り株やコンクリート護岸の凹みなどが草藪に隠れていて、危険でした。今日の作業でも、何度もエンジン草刈機が切り株を叩いて衝撃を受けたり、長靴がズボッと凹みにはまりそうになりました。安全に高水敷に立ち入るために、草刈りの手入れは欠かせません。

会社では、11月が「歩活」月間で、日々の歩数を社員が競っています。今日の作業では、9千歩以上歩きました。分厚い腹巻きも少し薄くなったように感じられます。夜は神泡のビールで喉を潤すこととしましょう。