2016年3月20日日曜日

今日は川原橋のクリーン活動の日でした


今日は月の第3日曜で、福田川クリーンクラブの川原橋地区のクリーン活動の日です。寒さも少し緩み、春が近いことを感じさせる日差しの中、10時から1時間ほど掛けて川の高水敷でゴミ拾いをしました。

うれしいことに、今日は、ボーイスカウト神戸垂水地区 第26団の面々も、仲間に加わってくれました。先日の「福田川ウォーク」でも、参加者の警備や豚汁作りで大活躍して頂いています。ありがとうございます。

また、私の長女も、無事高校受験が終り、数年ぶりに、クラブの活動に復帰しました。大人数でにぎやかな活動は、楽しいものです。

今日の高水敷では、空缶、そしてたばこの吸い殻が目立ちました。鉄火ばさみで一つ一つ拾い上げるのは非常にめんどうで、数が多いといじいじしてきます。しかし、この一つ一つが、魚や可愛いモクズガニがニコチン中毒や、異物を飲み込んで病気になるのを防ぐのだと思いつつ、拾います。一つ、また一つと。一緒に活動するメンバーも、同じ思いでしょう。
変わったところでは、ゴミではありませんが、大きな魚の死骸が。釣った魚が捨てられているのかとも思いましたが、よく見るとコイでした。水面から高水敷に跳ね上がって、下りられなくなって、一夜干しに変身したものと思われます。





次回の川原橋のクリーン活動は、4月17日(日)の9時〜10時です。よりたくさんの皆様のご参加をお待ちしています。


2016年3月19日土曜日

平成27年度スマスイ自然環境保全助成 成果報告会に出席しました

福田川クリーンクラブでは、一昨年から神戸市立須磨海浜水族園の「スマスイ自然環境保全助成」を頂いています。今日は、その平成27年度の成果報告会に出席し、この一年の活動を報告させて頂きました。この助成金を活用して、今年度、水生動物を捕まえるもんどり、水質を計る様々な計測器や試薬、専門書などを購入させて頂きました。そして、福田川流域の源流・落合池から河口付近までの4か所で、動植物の生態や水質、土木などの観点から定点観測を行いました。

一昨年の初年度の活動は、調査の専門知識に欠ける私たちにとって、機材を揃えることや調査地点の選定など、すべてが手探りで、当初計画していたことが満足に達成できず、残念な思いをしました。二年目の今年度は「福田川を知り尽くし、環境を良くし、町を元気にする」ことに一歩、着実に近づけたのではないかと思います。

(報告書の一部)













スマスイの助成金の対象団体の活動地域は東は大阪、西は岡山、北は兵庫県北部と幅広く、活動内容も多彩です。

・在来種のカメの調査・保護を行う団体
・セスナ機の空撮事業の傍ら空から瀬戸内のスナメリや水生動物の生息状況を
 調査している団体
・大阪湾の様々なか所で外来種のウミウシの生息状況を調査している団体
・兵庫県の北部でオオサンショウウオや日本イシガメの生息状況を
 長年調査研究している団体

 などなど。
 どの団体の活動も、生きもの好きであったり自然保護に興味がある方だけではなく、ひろく一般市民の興味・関心を引くものがあります。今日は、成果報告会という水族園内の閉じられた空間での報告会でしたが、もっと多くの市民や学生の皆さんにも、教養として知って頂きたい内容です。
 そう言う私も、生物学につきましては、ほとんど全く素人です。報告会が終わったあと、園内のショップで次の専門書を買い求めました。

  兵庫のいきものたち編集委員会・編 神戸新聞総合出版センター
  亀崎直樹著 化学同人
・うみと水ぞく 2016年3月号
  神戸の川特集で、「カワムツとヌマムツ」が取り上げられています。

ホームページをリニューアルしました

皆さん、今日は。
間もなく2015年度が終わります。この一年は、クラブにとっても、かつてなく下記のような多彩な活動に取り組み、実りの多い一年でした。

これらをビジュアルに紹介するように、このたび、クラブのホームページを、全面的にリニューアルしました。ぜひ、ご覧下さい。

川を楽しみ、川をフィールドに、町を元気にしていこうとする私たちの活動を知って頂けると思います。そして「これは面白い!」と思って頂けましたら、私たちの活動の仲間に、ぜひ、加わってください。

  http://fukuda-river-cc.org/#home

■通年活動
・福田川流域のクリーン活動 : 毎月、流域4か所で週替わりで1時間実施

・福田川流域の小学校の環境学習支援 : 5年生の環境学習の場として
   福田川を使った生き物調査・ゴミの調査などの授業をメンバーが支援

■イベント
・4月 福田川にこいのぼりを掛ける活動 : 流域高丸・福田小の児童生徒共に
   福田川に自分たちでメッセージを書いたこいのぼりを掛けた

・9月 垂水・川まつり : 名谷あじさい公園で開催。1,000名の来場者を記録
   川を紹介する展示・ペットボトルボートを作って遊ぶアクティビティ・
   軽食・子どもの遊びのコーナーで賑わう

・2月 福田川再生フォーラム/水辺・たるみ交流会 : 垂水レバンテホールで開催
   約200名の来場者を記録。福田川の再生について、来場者とワークショップ実施

・3月 福田川ウォーク : 今年で第3回目。福田川河口の海神社から中流域の
   名谷あじさい公園まで6キロを、旧跡・町を守る施設・市民の憩いの場所・
   川原・知られざる自然風景を100名が訪ね歩き

■プロジェクト
・福田川生物多様性確保プロジェクト : 源流・落合池、支流・小川、
  中流・あじさい公園、下流のスポットで、年4回、生物・水質・植生・土木の
  見地から定点観測

・福田川再生プロジェクト : 福田川を人と自然にやさしい環境に変え、市民が
  自律的に環境保全に取り組む仕組み作りをめざし、横浜・九州北部の先進
  事例をクラブメンバーが視察。報告会を開催し、福田川再生フォーラムで
  児童生徒・市民にもフィードバック


2016年3月17日木曜日

これから福田川クリーンクラブの活動や、活動を通して感じたことをご紹介していきます

福田川クリーンクラブ会長の村上です。
福田川は、神戸市須磨区の落合池に源流を発し、垂水区の大阪湾に流れ込む、全長約7キロの都市の二級河川です。福田川クリーンクラブでは、流域4か所で毎月クリーン活動を行っているほか、「垂水・川まつり」「福田川ウォーク」といった川を楽しむイベントや学校の川を活用した環境学習支援、そして福田川の自然環境を保全し、多自然型川づくりの考え方による川と流域の再生を目指す「福田川再生プロジェクト」に取り組んでいます。
その折々の活動の様子や、私が見聞きして感じたことを、これからご紹介していきたいと思います。