2022年11月29日火曜日

20221127 福田小学校前〜コープこうべ福田店前のクリーン活動と、生物多様性確保プロジェクト二日目の調査を行いました

 27日(日)は、福田川流域4箇所のクリーン活動のうち、福田小学校前〜コープこうべ福田店前の日でした。この日は、前日に引き続き、福田川生物多様性確保プロジェクト調査日にも当たっていて、いつもの調査の順番を変更しました。

最初に、前日、コープこうべ福田店前に仕掛けたもんどりを全員で引上げて生き物を確認。前回8月の調査で掛かった「カワアナゴ」こそ掛かりませんでしたが、テナガエビ、モクズガニやスジエビがカゴに入っていました。昨年同時期に、同じ4個のもんどりを仕掛けて釣果は0でした。それが今年の2月の調査から掛かりだしました。テナガエビは比較的水質の汚濁には強いとのことですが、福田川の水質環境の改善を実感させられます。



その後は、水質の確認と並行して、いつものクリーン活動に移りました。このたび、福田川クリーンクラブはコープ神戸さんの「虹の賞」を受賞することになりました。27日は、その取材でコープこうべの地区担当者も参加され、いつもの月と比べて賑やかな活動となりました。


先週は、23日(水)にまとまった雨が降り、高水敷が水浸しになりました。雑草は全て薙ぎ倒され、先月刈り取った雑草雑木が、シナサワグルミなどの木々に引っかかり、埋れていたたくさんのゴミが露出しました。スーパーのポリ袋に入った投棄ゴミも目立ちました。

次回の福田小学校前〜コープこうべ福田店前のクリーン活動は、12月25日(日)クリスマスの日です。皆さん、川をきれいにしてお祝いの日にしましょう。ぜひ一度、活動に参加ください。お待ちしています。

2022年11月19日土曜日

20221119 滝が谷口池を中心に、奥池の一部で雑草雑木刈りを行いました

 テレビをつけると紅葉狩りのニュースが流れています。と言うことは、落葉、そして雑草の種のシーズンです。今日は、夏以来久しぶりに、福田川の水源の一つ滝が谷口池と奥池に足を踏み入れ、秋の気配を楽しみながら雑草雑木刈りをしました。





今日、重点的に作業を行ったのは、口池の方です。奥畑から市営地下鉄車庫の下の長いトンネルを抜けて、池への入り口の扉を開けようとしたところ、なかなか動きません。葛が絡まっていたのです。その先も、地面が雑草で良く見えず、深い溝の蓋のグレーチングが途切れているところもあり危険です。来週末、福田川生物多様性確保プロジェクト調査でメンバーがやって来ます。また、滝が谷奥池では年内に、藻場をより適切な場所に再構築し、池の水質改善のための流れを作る瀬を構築する作業も予定されています。作業者が去年の私のように骨折してはたまりません。種だらけになるのも嫌なことです。

今日は、竹や笹、雑木も切れる高性能なブレードを装着した草刈機の他、剪定鋏や携帯ノコギリのフル装備。しつこい葛やしなやかな野ばら、クシャミの元のセイタカアワダチソウにススキや雑木の薮をバッサバッサとなぎ倒していきました。

滝が谷奥池の土手のえん堤は、すでに地元の方か神戸市職員が少し前に刈り取りを行っていたようです。追っかけ作業でさらに見通しが良くなりました。


朝9時前から午後1時半頃までぶっ続けで作業をした結果、うっそう、雑然としていた薮がすっきりして、おにぎりでも食べながら休息したい、と思うような景色に一変しました。身体の中の血も、上手い具合に循環し、心身共にリフレッシュできました。


2022年11月13日日曜日

20221112 「清流が復活し街も元気に」静岡県三島市・源兵衛川・境川清住緑地、清水町・柿田川公園視察報告会を開催しました

 福田川クリーンクラブは今年で創立20周年を迎えました。おかげさまで約60名のメンバーが、川のクリーン活動や生物多様性確保プロジェクト調査、自然環境再生や川を活用したまち興しで目覚しい成果を上げています。しかし、ゴミを減らし、人や生き物に優しい川を取り戻し、川を中心に元気なまち垂水を作り上げるためには、まだまだ克服すべき課題が山積しています。その解決策のヒントを得ようと、10月15日、16日に、静岡県三島市の源兵衛川・境川清住緑地、清水町・柿田川公園を、NPO法人三島グランドネットワーク様の案内で、クラブのメンバーが視察してきました。

昨晩は、その報告会をレバンテ垂水の定員20名の会議室がほぼ満室の盛況のうちに開催しました。ドブ川や工場移転後の川を見事に再生し、全国からの移住者ナンバーワンを誇るまでに元気な川や街の様子を目の当たりにした感動を、報告会参加者と新たにしました。さらに、この環境再生を主導した三島市のNPO法人グランドネットワーク三島さんの活動や手法を、福田川にどのように活かすことができるか、整理してお話しました。

その報告資料を公開します。(資料をクリックし矢印ボタンで次のページに移動できます)







































報告の後、出席者は視察の感想や、報告会を聴いての感想を述べ合いました。

・ボランティアとして、地域を元気にして楽しめる川の実現にむけて、これからも頑張りたい

・三島市の、行政による遊休地の買上げとNPO(環境保全団体)への無償貸与と、市民による手作り公園などの再生は、神戸でも使えると思った

・子どもが通う学校では、福田川は危ないから絶対に入ってはいけない、と教えられている

・クリーン活動や夏休みの生き物調査&川遊びで川に入り、ゴミもあるけれど、川が楽しいところだとよくわかった。学校にしっかり、案内を行って欲しい

・普段、クリーン活動に参加しているが、生き物調査&川遊びで、初めて福田川の水の中に入った。腰まで水に浸かって、昔子どもの頃、川遊びに夢中になったことを思いだした

・企業ボランティアとしてのクリーン活動参加が、仲間入りのきっかけであったが、実際に活動に参加してみると、楽しくて、達成感がある

・議員として、福田川の治水事業が実施されるのに当たって、3面コンクリート張りを阻止し、底面は自然の岩などを残した。それで生き物が多少なりともいる川になっているが、さらに住民に親しめる川にしていきたい

・上流は水質が悪く、下流は三島市ほどではないが、水に因む地名が物語っているようにわき水が流れこんで、水質が良化している。この環境を活かして、自然が豊かな川を育てていきたい


報告会の後は、懇親会で、さらに福田川の行く末来し方の談義で盛り上がりました。