2016年7月17日日曜日

「垂水区海岸等一斉清掃」で初めて、福田川流域も本格的に区域に加わりました




毎年、海の日前後の休みの日の朝8時から1時間、垂水区役所主催で「垂水区海岸一斉清掃」が行われてきました。今年は、昨日、716日(土)に無事、行われました。この活動に、福田川クリーンクラブの提案で地域の団体が連携して、今回初めて福田川流域も本格的に仲間入りしました。クリーン活動を通して、川やそのまわりがきれいになったのはもちろんですが、初めて色々な方が、川を起点に地域の環境について会話を交わすことができました。これは、垂水の魅力アップに、きっと繋がるのではないかと思います。

福田川流域では、従来、海岸一斉清掃に呼応して、上流の奥畑河川広場でも地域の方総出で活動が行われていました。今回、新たに上流から順に、中山親水公園、つつじが丘、名谷あじさい公園、福田小学校前、瑞穂公園(川原橋)が加わりました。

参加者は総勢約200名で、ご年配の方から小学生の子どもさんまで、様々。お仕事をしている方が多い土曜日とのことで、福田川クリーンクラブのメンバーは、むしろ少数派でした。名谷小学校区で地域の児童見守りや地域の環境保全に取り組むことを目的に今年設立された名谷SR会(School & River)、流域の小学校区毎に設置されている青少年育成協議会の親子、婦人会、そして、普段商店街など地域の清掃に地道に取り組んでおられる地元の企業社員の皆様、市の広報紙を見て駆けつけた地域住民と多彩なメンバーです。

おかげさまでたくさんのゴミが集まり、たとえば瑞穂公園(川原橋)では、45リットル入りの袋で10袋分もの量になりました。

上流では装備がない参加者の安全を考慮して、川の堤防内の高水敷には入らず、川横の遊歩道や公園の清掃を行いました。中下流の福田小学校前、瑞穂公園(川原橋)では、普段、降り口に鍵が掛かって一般市民の立入りが禁止されている高水敷に入り、ゴミ拾いを行いました。「今回初めて川に入り、ゴミの多さと身近な所に豊かな自然が残っているのに驚いた」、という方や、「普段、川の清掃が行われていることを、初めて知った。次回から、活動に参加したい」「今後も、活動の案内が欲しい」と話される方もおられました。まさに、活動の狙いが果され、ありがたいことです。裏方スタッフは、事前の細やかな調整や、高水敷や川原に生い茂った草木の伐採で大変でしたが、報われる思いです。


私も、今回の試みを通して、初めて出会った団体があります。一方、これから呼び掛けをしたい、と思う団体もいよいよ明らかになりました。川を起点に人の風通しが良く、自然環境豊かで暮しやすいまちにしていきたいと思っておられる方は、たくさんおられるはず。さらに活動の輪を広げていきたいと思います。
わき水で足を滑らさないように、木の板を渡しました(川原橋)

川原に入って草木や岩に引っかかったゴミを取ります(福田小前)


ゴミ集積がほぼ終り、ホッとひと息です(つつじが丘)



収集したゴミは神戸市建設局さんに回収頂きます(川原橋)