2023年1月22日日曜日

20230122 福田小学校前〜コープこうべ福田店前の今年のクリーン活動も始動しました

最低気温1度と、この冬一二番を争う寒さの中、福田小学校前〜コープこうべ福田店前の今年最初のクリーン活動を行いました。年末、私はコロナに罹ってお休みでしたが、参加メンバーによるとゴミはしっかり取ったそうです。それでも、風が強い日が続いたからでしょうか、今日は4名で45リットル入りのビンカンペットボトル3袋、その他のゴミ4袋も集めました。

先週は雨が降らなかったと思いますが、冬の日中日が当たりにくい、活動エリアの北半分の高水敷は川の水に濡れて荒涼とした感じでした。気温が低いのにもかかわらず、結構な臭気がしました。その中でも、所々、水仙の花が咲いていて、心を和ませてくれました。


一方、一段地面が水面よりも高い位置にある福田小学校から南側は、一部霜柱も立っていて、長靴で踏むとザッ、ザッと音がして、冬らしさを感じることができました。


以前少し減っていたマスクが今日は、目立ちましたし、投棄されたと思われるペットボトルも多かったです。

今年は、川の右岸側のふれまちにもお声掛けして、多くの住民に参加頂く活動にしていきたいです。

次回の活動は、2月26日(日)の9時からです。

2023年1月8日日曜日

20230108 流域3か所でクリーン活動が始動。長田区の獅子ヶ池の年始の活動や旧落合処分場の空地も見学してきました

日曜日が元日でした。それで第二日曜日の今日、いつもは第一日曜日にクリーン活動を行っているつつじが丘、あじさい公園も、川原橋〜瑞穂公園前と合わせて、一斉にクリーン活動始めとなりました。いずれの場所も朝8時作業開始。年始の挨拶ののち、メンバーの皆さんは寒気の中元気に川の中に入っていきました。

【つつじが丘】

【あじさい公園】

【川原橋〜瑞穂公園前】



川原橋〜瑞穂公園前では、ポイ捨てと思われるビンカン・ペットボトルや、側溝から流れ着いたと思われるたばこの吸い殻、海から吹き上げられたマイクロプラスチックが目立ちました。体調を崩した方もおられたのか、今日はいつもの月と比べても参加者が少なく、逆に草刈りで露わになった高水敷に現れた多いゴミにてんてこ舞いでした。車のホイールキャップや電源ボックスの鉄の扉も投棄されていて、びっくりしました。


クリーン活動の後は、長田区丸山にある獅子ヶ池を訪ね、年始のクリーン活動や里山の整備活動を見学し、お話を伺いました。今朝は、小学生から大人まで30名近くのボランティアがゴミ拾いや草刈りなどの活動を行っていました。




阪神淡路大震災の頃は、がれきやバイク、果ては車まで捨てられるとんでもない池だったそうです。「獅子ヶ池を美しくする会」の皆さんや、地元の小中学校、CSR活動を行う企業、そして行政がタッグを組んで見事に環境再生しました。今では、熱心な活動のお陰できれいな水辺や周回路も維持されています。無粋なフェンスは急な護岸など限られたところにのみ設置されていて、しかも視線をさえぎらない大人の腰の高さに抑えられています。もちろん、監獄のような有刺鉄線が張られたところは一カ所もありません。池の回りは、地域の市民や子どもの憩いの地になっています。


池のほとりでは、地元企業が購入したシマトリネコの苗木が、地元の小学校生や愛する会のメンバーによって育苗され、育った苗木は同じ長田区内の市街地の公園に移植されているそうです。池を活用した複合的な活動が、子どもから大人まで様々な市民を池に引きつけているのです。環境保全団体だけではなく「市民」が主体となった環境再生、保全の進め方や景観は、福田川源流再生のモデルです。




獅子ヶ池は、福田川源流の落合池や総合運動公園内の滝ヶ谷奥池・口池と同じように、四方を丘や木々に囲まれて、しかも目立った流入水路がありません。それなのに、ドブにちかい状態の福田川源流と違って、透明で穏やかな水をたたえています。その謎が今日、解けました。六甲山系からの湧水が池にあることと、森の向こうの市街地からの雨水が流れこんでいないのです。

池をあとにして、最後に落合池から近いところにある須磨区の旧落合処分場の空地を見てきました。南向きの日当り良好な傾斜地には昭和40年代から一戸建て住宅や団地、マンションが続々と建てられ、落ち着いた町並となっています。しかし、その処分場跡のまとまった土地だけは、宅地の区画造成までなされましたが、ほとんど全く建物が建てられずにフェンスに囲まれたり、周辺部分が駐車場として使われているだけの状態です。所々ガスを抜くためと思われるエントツも地面に刺さっています。何とも嘆かわしいです。ここから染み出る水が、福田川の源流の水質を悪くしているのかも知れません。



半日、河川に関してあちこち巡り、年始からとても勉強になりました。




2023年1月7日土曜日

20230107 昨年11月末の「福田川生物多様性確保プロジェクト調査」結果がまとまりましたので公開します

 昨年11月26日(土)、27日(日)の「福田川生物多様性確保プロジェクト調査」結果がまとまりましたので、公開します。(パソコンでご覧の場合、資料をクリックすると、次のページの資料に移動します)

今回の調査の生き物の捕獲では、調査場所によって前年同時期と比べて顕著な差がありました。

・落合池、滝ヶ谷奥池・口池では、モツゴ、アメリカザリガニなどの捕獲数が激減

・一方、土池、小川、コープこうべ福田店前では、捕獲数が激増

この違いの理由は良く分かりません。今後も、年次毎の同じ時期との比較による動向注視が必要です。

土池をはじめ、各所で、冬は海に下るというモクズガニの成体を多数捕獲しました。

また、滝ヶ谷奥池・口池や河口の瑞穂公園前の調査では、前回、前日に仕掛けたもんどりを引き上げたところ、ほとんどのエビや魚が死んでいました。ところが、今回は、全数、生きていました。まだまだ、福田川水系の生き物の様子には分からないことが多いです。














今年度、1月末に冬の調査を行います。その後、来年度も、季節毎に、流域8箇所の定点で、調査を継続する予定です。日頃市民の立入りが制限されている所にも入り福田川の様子を間近に見られる絶好の機会です。調査にご興味がある方は、ぜひ、クラブの問い合わせメール(info@fukuda-river-cc.org)までご連絡ください。

2023年1月6日金曜日

20230106 謹賀新年 滝ヶ谷奥池・口池の今年初めての雑草雑木刈りを行ってきました

 謹賀新年 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年から勤務体系を変更し、毎週金曜日は仕事を休み、地域活動などに当てることにしました。それで、今日は今年初めて、滝ヶ谷奥池・口池の雑草雑木刈りを行ってきました。良い天気なのですが気温が低いので、長そでのアンダーシャツにスポーツ用のタートルネック長そでのフリースを着込みました。しかし、作業を初めて30分も経たないうちにじっとり汗ばみ、着がえをすることに。


まず、滝ヶ谷口池から奥池に至る通路のフェンス沿いで、昨年末に刈り残したところを制圧しました。葛が絡まってフェンスの上に配置された有刺鉄線が切断して地面近くに垂れ下がったり落ちてきていて、危ないです。草刈機にも絡んでしまいました。人の高さ以上のフェンスをわざわざ乗り越えていく人は、まずいません。しかも市民の立入りが基本的に禁止されたエリアのフェンスに、無粋な有刺鉄線は不要です。放水口の淵など危険箇所に限定してもらいたいです。

奥池のえん堤では、クシャミのもととなるセイタカアワダチソウやススキを人が通るところからほぼ一掃し、水が流れていく水路周辺も足元が見えて安全に作業が出来るようになりました。


奥池では、ササバモの植付けの再チャレンジに備えて水抜き中で、順調に抜けているようです。一足先に昨年12月始めから抜き始めた口池の方も、池のヘリの底がだいぶん見えるようになっています。水抜きで多少なりとも福田川の水量が増しているのに違いなく、それは福田川の環境改善に繋がります。


口池の入り口には、昨年秋から刈り取った雑草雑木を積み上げていましたが、今日見ると、きれいに搬出されていました。池の敷地を管理する神戸市公園緑化協会さんか、地元の財産区の皆さんの作業だと思います。結構な広さで平なスペースで、それこそ無粋なフェンスなど無ければ、キャンプにも良い場所だと分かりました。敷地の野外活動等の有効活用を考えて、市に働きかけたいと思います。