2021年2月28日日曜日

20210228 福田小学校前〜コープこうべ福田店前も、隠れていたゴミが山ほど出てきました

今日は、第四日曜日。福田小学校前〜コープこうべ福田店前の今年最初のクリーン活動でした。この区間も、1月に兵庫県・神戸市さんによって雑草、雑木がきれいに刈り取り、搬出されました。おかげで日当たりが良くなり、ゴミと土と藻が合わさった粉塵の臭いも、ずいぶん軽減されました。

川原橋地区と同じように自由に行き来できるようになった高水敷からは、草木や土の中に埋れて隠れていたゴミが山ほど出てきました。メンバー4人が一時間で回収できる量のゴミを、フウフウ言いながら集めました。



川は見通しが良く、ゴミが少なくなりましたし、捨て辛くもなったと思います。散歩の方も気持良く上から覗いて歩けることでしょう。

クリーン活動が終わって、帰り際に、一段高い高水敷を土手からm、ソフトドリンクのカンカンがまとめて入ったビニール袋や、袋に入れて捨てられて高水敷のコンクリートに当たって飛び散った大量の電池が目に入りました。ゴミの投棄は、止めてもらいたいです。


次回の、福田小学校前〜コープこうべ福田店前のクリーン活動は、3月28日(日)9時からです。お近くの方は、ぜひ、ご参加下さい。

2021年2月14日日曜日

20210214 雑草・雑木刈り取り後の高水敷からは、埋れていたゴミが出てきました

 今日は第二日曜日で、福田川川原橋〜瑞穂公園前の区間のクリーン活動の日です。一気に春が来ました。ジャンパーも要らない陽気になりました。高水敷では、雑草、雑木が刈っても刈っても生い茂り、活動メンバーは秋以降、引っ付き虫に悩まされてきました。先週、兵庫県、神戸市さんによって、今回の区間をはじめ、上流の福田小学校前〜コープこうべ福田店前の雑草、雑木が取り払われ、すっきりした状態になりました。


露出した地面からは、埋れていたゴミが現れてきました。今は見かけないソフトドリンクのカンカン、自転車の残骸、そしてたばこの吸い殻やお菓子の包装。変わったものでは、入れ歯が出てきました。




高水敷の地面が見渡せるようになると、ゴミも目立つので、投棄を思いとどまる方が増えることを期待します。

次回の川原橋地区のクリーン活動は、3月14日(日)8時からです。暖かくなりました。生きものたちも、ボチボチ顔を出してきます。一人でも多くの方の参加をお待ちします。



2021年2月6日土曜日

20210206 名谷滝ヶ谷奥池の再生が始動しました

 昨日、本日の二日間、名谷の福田川源流の一つである滝ヶ谷奥池のかい掘りが行われました。両日とも、神戸市企画調整局の職員、池の敷地を管理する神戸市公園緑化協会の総合運動公園の職員、地元の奥畑財産区の皆さん、そして、約10名の留学生のボランティア、神戸高専の先生、福田川クリーンクラブのメンバーが参加しました。

天気予報がすっかり外れて春の陽気の本日は、奥畑財産区の区長さんや、福田川クリーンクラブからも私と家内も含めて5名が加わり、放水口付近の浚渫と池の中程にある水たまりの拡張作業で、泥まみれになって汗を流しました。 



腐葉土と粘土質の土からなる泥は、冬の晴天続きでも池の水を含んで重たいです。作業用のベニヤ板に張り付くと、非常に滑りやすくなり足を取られて、なかなか気が抜けない作業でした。それでも、若く元気あふれる留学生や市の職員をはじめ、皆さんが力を合わせることにより、放水口付近の泥土がだいぶん取り払われました。先日、西区押部谷町木津のため池の再生作業で取ってきた竹パウダーが水分を吸ってくれて、どろどろの土を固めるのに大いに役立ちました。

掘り出した泥土は、長年の浸食でえぐれた護岸付近に運びました。その結果、淀んだ池に水の流れを作る新たな水面ができ、放水口からは水が流れ出る確かな音が聞こえるようになりました。川の中程には大雨時の鉄砲水で護岸がえぐられるのを防ぐ、土のうの陣地ができ上がりました。

池の護岸では、フェンスの蔓草が一掃され、土手の構造を弱め、池に落ち葉をたい積させてきた土手の雑木も、地元のご老人方により、きれいに切り取られ、見通しが良くなり、作業者の立入りもだいぶん楽になりました。



長年たまりにたまった土の量は膨大です。両日の作業で一気に昔のように適度な水をたたえ、田畑や福田川に絶え間なく水を供給する「ため池」に戻ったわけではありません。これからも、さらに継続した土木作業や雑木の伐採が必要です。過度な貯水による池の護岸の浸食、池のフライパン化を防ぐために、細やかな弁の開け閉めによる貯水管理も必要です。神戸市による弁の補修工事も待ち遠しいところです。






長年、諦めにも似た気持ちで、半ば放置されていたため池に、人が戻り、熱気が吹き込まれました。貴重な在来の生物であるスジエビ、ヌマエビ、タニシ、そしてメダカも活気づくのに違いありません。

今後、滝ヶ谷奥池は神戸市による地球温暖化の進行阻止の取り組みである「ブルーカーボン・グリーンカーボン育成」の研究および実証実験の場としても活用されるとのことです。具体的には、来年度以降、二酸化炭素を効率的に貯蔵できる草が、池の中に植えられ、育成されると聞いています。

今回の作業は、池の敷地の管理者の公園側にも、水利権者の財産区の皆さんにも、水が流れこむ福田川流域の私たちにも、再び身近な自然環境に目を向けさせ、守っていく行動を起こさせるきっかけになりました。

この良い流れを絶やさないように、流域住民の私たちも、より多くの人たちを巻き込み、智恵と体力を注ぎ込みたいです。