2024年8月5日月曜日

20240805 神戸総合運動公園内の滝ヶ谷奥池からの用水路の水漏れ箇所を点検して回りました

 福田川源流の一つである滝ヶ谷奥池と口池は、神戸総合運動公園の敷地内にあります。池の縁に沿って池の補修作業用道路が走っています。近年、真夏の時期でもひどくぬかるむようになってきており、その場所が昨年辺りから急に増えています。道路の上の崖の用水路から漏れ出した貴重な池の水が染み出て道路を濡らしており、補修が必要です。今日の午前、財産区のメンバーと水路に沿って歩き、水漏れ箇所を確認して回りました。






奥池からは、下流の奥畑地区に向かって崖の中腹に約5百メートルのU字溝の用水路が設けられています。今でも、その用水路の水を使って4軒の家が自家用野菜を栽培しています。用水路は戦後構築されたそうで、農家の方々が折に触れて草刈り、泥上げ、そしてU字溝の継ぎ目のモルタル補修を行ってきました。ところが、耕作者の高齢化や、水路の地盤の変形などで溝の下地の土が失われるなど、補修の手が追いつかなくなってきています。

今回、財産区のメンバーから頼まれて、福田川クリーンクラブでは、補修が必要な箇所の写真入りの資料を作ります。それをもとに、敷地を管理する神戸市の外郭団体と対応を協議いただくことになります。耕作者が減ってきているとは言え、用水路は耕作継続に必要不可欠な設備です。また、水漏れによって作業用道路も傷み、池の管理や神戸市のブルーカーボンプロジェクトなどの車輌のスムーズな通行にも支障が出かねません。水路には、神戸市内でも貴重なタニシやメダカが連綿と生息しています。残すべき自然環境とも言えます。良い方向で補修がなされることを希望します。

先日、3日の日に雑草雑木を刈り取ったえん堤の部分は、枯れ葉で見事に茶色に変色していました。作業を行った範囲と効果が一目りょう然です。




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