毒こそありませんが数万匹ものアリが人家に上がり込んだり、家屋や施設の電気機器をショートさせて壊したりするやっかいもののアルゼンチンアリ。その今年度最初の一斉防除活動を、福田川流域の繁殖地のメッカの名谷あじさい公園と、つつじが丘親水広場付近などで、満開の桜のもと行いました。
参加者は、神戸市環境局自然環境課の職員と指導に当たる兵庫県立大学の先生、そしてアリを研究している関西学院大学の大学院生に福田川クリーンクラブのメンバー、総勢約15名です。生息状況を記録するロガーを所持する神戸市職員に従って3チームに分かれて、10時過ぎからお昼前まで作業を行いました。
2023年から継続して駆除活動を行ってきています。そのおかげで、最初の頃のようにコロニーを突くと数万匹が巣からワッと出てくるようなインパクトはありませんでしたが、そこここにまだしつこく生息していることが分かりました。あるところでは、溝をふさぐ鉄板を上げるとうじゃうじゃ出てきました。近隣の民家や商店で被害が出ていないか、心配になります。メンバーはその要所要所に薬剤を散布し、ログ係が記録して回ります。
この作業は、新しい女王アリに変わる6月までにもう一回行う計画です。安心安全な福田川流域づくりのために、今後も頑張って行きます。