2025年10月20日月曜日

20251020 全国的にも珍しい汽水域の「川原橋ビオトープ」の守り神の浮環を、神戸市漁協様から新たに寄付いただきました

 JR垂水駅東口から徒歩6分ほどの福田川河口に「川原橋ビオトープ」があります。ここを訪れる市民の安全を守ってくれているのが、ビオトープ上の欄干に設置した「浮環」(ふかん)です。漁船で使用する耐候性に優れた浮環ですが、設置後5年ほど経ち老朽化していました。そこで、河口近くの垂水漁港に本拠がある神戸市漁業協同組合様から新たに寄付いただくことになり、本日、山田組合長から手渡しいただきました。感謝申し上げます。


川原橋ビオトープは、福田川の山手の高丸地区かわ湧き出る清水を、道路で使う境界石で高水敷にせき止めて作っています。大潮の時には完全に海水に浸かる全国的にも類例が無い汽水域のビオトープです。そこには海水にも強いメダカをはじめ、ベンケイガニ、そして何とグッピーまで色々な生き物が生息し、週末ともなると親子連れや子どもさんが生きもの観察に訪れ、垂水の名所の一つになっています。ビオトープは川べりにあり、川との間は境界石や境界石付近に堆積した土砂の上に育ったガマなどの植物で仕切られています。それでも、万が一川に来訪者が転落した際、とっさに川に投げ入れられる浮環があると安心です。

川原橋ビオトープの場所は、下記の地図の通りです。(神戸市垂水区御霊町6-31)




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