2021年3月5日金曜日

20210305福田川源流の滝ヶ谷奥池のかい掘り作業(2回目)に参加しました

 年度末で忙しいのですが、仕事の休みを頂き、福田川源流の滝ヶ谷奥池のかい掘り作業(2回目)に参加しました。前日の天気予報は雨のち曇りでしたが、小やみ無く降り続く小雨の中、神戸市職員や池の敷地を管理する公園緑化協会職員と共に、世界各国から神戸に来て学んでいる留学生ボランティアが元気に作業を行いました。

今日のお題は、池にたまった砂を土のう袋に入れて池の端の岩に沿って積み上げることです。池は、長年の土砂のたい積で護岸の侵食が進み、岩肌が切り立ったようになっています。かい掘りで水位を下げて地上に現れたきれいな砂をシャベルで4回掬い、もう一人のメンバーが口を広げた麻袋に放り込みます。その袋の口を麻ひもで3重、4重に固く縛って護岸に運びます。多少雨を含んだ砂が入った麻袋は結構な重さです。私のウエストも数ミリは、減ったことでしょう。



中国語や英語を始め、色々な言葉を飛び交わせて、ワイワイ言いながら、作業は進みました。麻袋が順調に積み上がり、池のへりの土手から砂地に下りる場所ができ上がりました。これを活用して、新年度から、神戸大学の研究チームにより、池の中に効率的に二酸化炭素を吸着する植物が植えられ、観測が行われます。

前回作業で池の中に水の流れを作るためにすくい上げて固めた土が、その後の雨降りにもかかわらず残っていました。それだけではなく、しっかりと固まっていて、前回はコンパネを敷かないとズボズボはまって危険極まりなかったのに、今日は、長靴で足を取られずに通行できました。竹パウダーの偉力が絶大なことに驚きます。

また、池の南側では、業者によって水抜き弁の補修工事が始まっています。この10年以上、いやもっと長い年月、弁が壊れたまま補修されず、水抜きのために、地元の財産区のご老人が池に潜って、手で弁を開けていました。ワイヤー、ロッドで非常用放水口が復活すると、その危険な労苦から解放され、容易に水位の管理ができるようになります。どっと雨が降って水が溜まり、あふれると一気に池から流れ出ることの繰り返しでしたが、福田川に一定の水が流れこむことが期待できます。水の流れができると、メダカをはじめとする生きものたちも、活気づくはず。それこそ、流域の私たちの望むところです。


着実に進み始めた福田川水系の環境改善の取り組みを、私たち流域住民も強力に、我がこととして推進していきたいです。

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