2020年11月14日土曜日

20201114 晩秋の福田川支流・小川をハイキング。小高い山の上からの360度パノラマは圧巻です

 福田川支流の小川流域を環境保全・再生活動に携わる私たちは「小川フィールド」と呼んでいますが、一般的には多井畑西地区と言われています。長年、住宅地や商業施設として開発が計画されていました。しかし、今年の夏、デベロッパーが撤退し、後を引き継いだ神戸市や地権者を中心に、改めて自然環境保全再生のプランが練られることになりました。

今日は、福田川クリーンクラブの有志がその小川を歩いて、現状を確かめて回りました。小川には私も久しぶりに足を踏み入れました。繁茂の極みの竹の勢いや点在する耕作放棄地は相変らずでしたが、小規模農園では、秋の野菜や花きが力強く実っていました。谷底の小川に入ると、無粋な鉄塔はおろか民家が一軒も見えません。これが垂水区と須磨区に跨がる市街化区域にあるとは、誰にも信じられないと思います。




細いあぜ道では、おそらく当局によって道路の横の雑草がきれいに刈り取られているところがあり、環境整備も始まっているのではないかと思われます。

一方、小川の北西側の小高いボンボン山に登ると、眼下の小川フィールドをはじめ、大阪湾、六甲、垂水の市街地や名谷の団地まで360度のパノラマが広がっています。頂上付近には立派なあずまやがあり、毎日登山の方の記帳箱や、そこから見える風景の見どころを紹介した連続写真も置かれています。

私は、今日、クラブの地域に住むメンバーの案内で初めて訪れました。カラッと晴れ渡った天気で、遠くまで見渡せて、深い感動を味わいました。


小川フィールドも、雑木林も、小高い山も素晴らしい地域の宝です。うまく、守り育てて次世代につないでいきたいものです。

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