2020年11月14日土曜日

20201107-08 生き物のたくましさに感動!福田川生物多様性確保プロジェクトの調査

 福田川クリーンクラブでは、有志メンバーが季節毎に源流から河口付近までを流域10箇所を二日間掛けて回って、生き物や水質、植生の調査を行っています。もう何年も継続した活動で、その時々の環境を記録、報告することで、福田川水系の水質や環境を良くし、流域住民が楽しめる川のあり方を探ることが目的です。

今回は、11月6日(金)の夕方に仕掛けを行い、11月7日(土)、8日(日)の2日間に分けて、調査を行いました。その詳しい内容は近々、報告書にまとめますが、今回もうれしい発見がありました。



源流の池の一つでは、これまでの調査で不思議なことに、魚が一匹も掛からず、ザリガニとヌマエビ、スジエビだけが掛かっていました。ところが、秋の水抜きが行われたせいか、今回、無数のメダカが掛かりました。また、その池の下の水路では、水涸れで死に絶えたと思われていたタニシが復活を遂げ、水路は黒いダイヤで埋め尽されたような感じでした。






支流の上にある池では、大型のモクズガニを何匹も捕獲。海から5、6キロもの福田川の数十段の高い堰を超え、時に水が乏しい水路を上って池にたどり着いています。このあと、また河口から海へ戻っていくとのこと。感動します。

上流域では、夏の調査に引き続いて今回も、ハヤの群れを撮影することに成功しました。


クラブでは、次回1月末にも調査を計画しています。福田川の厳しくもたくましい自然の姿を、一緒に感じ取って頂きたいと思います。調査にご興味がある方は、連絡ください。


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