2025年5月18日日曜日

20250518 名谷あじさい公園で今年2回目のアルゼンチンアリ一斉防除活動を行いました

 今日の午前中は、名谷あじさい公園などでアルゼンチンアリ一斉防除活動を行いました。今回、初めて公園を管理するあじさい公園管理会が主体となりました。そして、名谷ふれあいのまちづくり協議会のメンバーや福田川クリーンクラブのメンバーも参加して、活動を指導する神戸市職員や県立大学の先生を含めて総勢30名近くの作業となりました。


4月始めに1回目の防除活動を行ったため、公園の主要部分からアルゼンチンアリは姿を消していました。この活動は、空振りこそ嬉しい成果です。

それでも、日当たりが良い石の階段の角など数カ所には、まだコロニーが残っていました。クラブのメンバー以外、アルゼンチンアリの実物を見るのは初めての方が多く、今後の防除推進の良いきっかけとなりました。

その後、つつじが丘や、たくさんのアリが出て困っているという名谷の新興住宅街にも出かけてしっかり薬剤散布を行いました。つつじが丘では、側溝の鉄板をめくると、まだしつこくコロニーが残っていました。しかし、同じ場所を、福田川の生物多様性調査で夕方に訪ねると、大きな群は解消していました。毒餌をエサに、コロニーで最後の宴をしているのかも知れません。


           https://youtu.be/4f5D8dRKZsQ         

(つつじが丘でのアルゼンチンアリの動画)

根絶、もしくは適切に生息数をコントロールできるよう、今年の秋にも継続して防除活動を行う予定です。

2025年5月17日土曜日

20250517 降雨のため計画を変更し、今日「福田川の生物多様性調査」の仕掛けを行いました

 今日の未明から午前中にかけてまとまった雨が降りました。そこで「福田川の生物多様性調査」の計画を変更し、雨がいったん上がった今日の午後、滝が谷奥池と口池、そして菅の台の土池に仕掛けを行いました。増水でもんどりが流される恐れのある落合池や小川などは、来週末改めて調査を行います。



調査には、3月からクリーン活動に参加している親子のメンバーも参加しました。小学校一年生になったばかりの息子さんは好奇心旺盛で、将来クラブの中心メンバーになってくれるのでは無いかと期待しています。

また、今日の仕掛けでは、源流の落合池や小川の上流も覗いてきました。落合池では、放水口で水がゴーッと結構な音を立てていましたが、心配された流木が放水口に詰まる事態は、今回避けられたようです。

小川には久しぶりに足を踏み入れました。竹林の伐採や休耕田付近の樹木の伐採、プレーパークづくりが進んでいて、以前よりも明るい雰囲気になっていました。川からは、カジカガエルの鳴き声が聞こえてきました。


メンバーが借りている畑作地ではスナップえんどうが収穫時期を迎えていて、お土産に頂きました。私は、コンソメスープに入れて、このあと、カレーライスと共に頂きます。

明日は、午前中、名谷あじさい公園でアルゼンチンアリ一斉防除活動があります。そのあと、午後から今日仕掛けたもんどりを引上げ掛かった生き物や水質の計測を行います。どのような生き物が掛かるか、楽しみです。


2025年5月11日日曜日

20250511 川原橋地区では少人数でクリーン活動を頑張りました。上流の2地区でもGWを避けて今日、同時活動でした

 今日は第二日曜日で、川原橋地区のクリーン活動の日です。今回、体調不良のメンバーが続出して、3名の寂しい人数での活動となりました。

先月の活動が”降雨のため中止で、大量のゴミがあるのではと身構えました。しかし、思ったほどの量はありませんでした。夏場に多いビンカンペットボトルが大した数で無かったことが幸いしました。今日多かったのは、数ではたばこの吸い殻、そして量ではポリ袋に入った投棄ゴミです。



高水敷では、春の野草の花に混じって、特定外来生物に指定されている鮮かな黄色のオオキンケイギクも花を咲かせ始めていました。地下茎があるとのことで根本的な抜去は難しいですが、刈り取りで生息範囲の拡大を防ぎたいと思います。


川の上には、地元のふれあいのまちづくり協議会によって掲げられた鯉のぼりが泳いでいます。その下の高水敷に強風で外れた鯉がありましたので、回収して協議会にお届けしました。


ところで、左岸へは瑞穂公園前の階段だけが出入り口となっています。ところが、狭く急な階段で小さなお子さんやご年配の方々の上り下りには危険な状態でした。この度、髙丸婦人会さんの働きかけで福田川クリーンクラブも構造等にアドバイスを行って、川を管理する兵庫県神戸土木事務所によって踊り場には転落防止柵、階段には手摺りが取り付けられました。押してもびくともしない頑丈な作りです。長年の要望が叶えられ、感動しました。これで、クリーン活動のみならず夏休みの「福田川 生き物調べ&川遊び」などのイベントでも、安心して参加者を迎え入れることができます。


GWで1週間延期になったつつじが丘と名谷あじさい公園の各地区と同じ日の活動となりました。今回、川の中のゴミも拾いやすいように75㎝の長めのトングを新調しました。皆さん、元気に頑張りました。

【つつじが丘地区】





【名谷あじさい公園】


次回の川原橋地区のクリーン活動は、6月8日(日)8時からです。たくさんの皆さんのご参加をお待ちしています。

2025年5月5日月曜日

20250505 今シーズン最初の雑草雑木刈り取りを滝が谷奥池と口池で行いました

 今日の午前中、奥畑の農家のメンバーと福田川クリーンクラブのメンバー4名で、滝が谷奥池と口池の雑草雑木刈り取り作業を行いました。

去年よりも1か月早く作業を行ったことと、昨年、葛の匍匐径を徹底的に切断、除去していたせいで、今日の作業は思いのほか捗りました。朝8時30分から11時過ぎまでの間に、奥池のえん堤外側やえん堤への作業用道路、そして口池の入り口をきれいにすることができました。えん堤や用水路の躯体を健康な状態に維持するためには、やはり雑草雑木刈り取り作業が欠かせません。

奥池で行われている淡水のブルーカーボンの実証実験の研究者や市の職員、アメリカザリガニを駆除しているNPOの職員も気持良く現地に立ち入れることでしょう。






カラッとした天気で木陰では涼しいです。昨年、樹全体が葛で覆われて枯死寸前であった樹木が、目にしみる若葉を着けて復活していました。

今日もビールが旨いことでしょう。


2025年5月4日日曜日

20250504 落合池ではえん堤の雑草雑木刈り取りが進んで、明るくなっています。消失の危機になる水面も少し復活しています

 今日、福田川の今後の水質改善のキーパーソンを、福田川源流の落合池と滝が谷奥池・口池に案内して回りました。



落合池では、池を含む公園を所有する神戸市建設局西部建設事務所により、えん堤部分の雑草刈り取り作業が進んでいました。シナサワグルミやトウネズミモチをはじめとした雑木がうっそうと茂り、投棄ゴミにまみれたえん堤が随分明るくなっているのに驚きました。地下鉄名谷駅沿いの陸橋から、以前は立木にさえぎられて見えなかった池の中が覗けるようになりました。

池では年始に水面のガマの刈り取りとゴミの回収が数年ぶりに行われました。その効果があったからか、消滅の危機にあった水面が少しだけ復活していました。10年以上前の水鳥の楽園の時と比べるとまだまだの状態ですが、それでも嬉しいことです。

(2011年10月の満々と水を湛えていた頃の落合池)

さらに池を何とかしよう、という気運が地域住民の中から高まるきっかけになるのではないかと思います。

滝ヶ谷奥池のえん堤では、雑草がだいぶん伸びてきています。明日午前、クラブの有志と、池の水利権を持つ農家さんと共同で、雑草雑木刈り取りを行う予定です。

2025年4月27日日曜日

20250427 福田小学校〜コープこうべ福田店前のクリーン活動:ペットボトルと缶が非常に多かったです。昨日見つけたアリは、アルゼンチンアリでは無かったです

 今日は第四日曜日で、福田小学校〜コープこうべ福田店前のクリーン活動の日です。カラッと乾いた天気のもと、いつもの月よりも少人数の5人で朝9時から活動を行いました。

今日目立ったのは、ペットボトルと缶です。45リットル入りの袋、3個分を回収しました。暖かい日があり、ポイ捨てが増えたのかも知れません。また、ビニール袋や包装袋、そしてマスクも相変らず多かったです。ビニール袋の方は、強い風に飛ばされて川の中に落っこちてきたかも知れません。


高水敷は、雑草が茂る季節になってきました。一部の場所では、足元が見えなくなっています。ゴールデンウィーク中に、今年最初の草刈りを行いたいと思います。

川にはすぐ横の福田小学校の児童生徒による鯉流しがはためいていました。各々の鯉には子ども達のメッセージがあり、その中の一つには「福田川がきれいになりますように」と書かれていました。ポイ捨てが減るように、私たちも願っています。


ところで、昨日、福田小学校前のスロープの砂溜まりの川砂の中にたくさんのアリがいることをこのブログに書きました。今日改めてクリーン活動のついでにアリを採集して、iPhoneで撮影し、大学の先生に見て頂きました。すると胸部と腹部の間にあるコブのことを指す腹柄節(ふくへいせつ)が二つあることから、特定外来生物のアルゼンチンアリではなく、川辺の在来アリの「トビイロシワアリ」の仲間であることが分かりました。(アルゼンチンアリの腹柄節は一つ)


この辺りはアルゼンチンアリが支配していましたが、数年前からの防除作業の成果が現れて、在来のアリが復活したのかも知れません。嬉しいことです。採集したアリは、元の場所に戻してやりました。

次回の福田小学校〜コープこうべ福田店前のクリーン活動は、5月25日(日)の9時からです。季節も良くなってきました。多数の皆さまのご参加をお待ちしています。



2025年4月25日金曜日

20250425 福田小学校前の高水敷にはアルゼンチンアリが多数生息しているようです

 福田川の福田小学校前の高水敷には、たくさんのアルゼンチンアリが生息していそうです。

クレソンの水耕栽培には川砂が必要とのことです。そこで家にある水盤に川砂を入れて水に浸し、栽培しようと考えました。福田川の福田小学校前のスロープには、既にクレソンが繁っている土が溜まっており、持って帰って来ました。

ポリバケツからトロ箱に砂を開けて雑草や石を取り除いていたところ、砂の中に結構な数の小さな蟻が動いていることが分かりました。大きさやほんの少し茶色がかった色合いが一斉防除活動で見慣れているアルゼンチンアリと同じように見えます。一方、歩みはアルゼンチンアリのそれと比べて、かなりゆっくりでした。

慌てて大学の先生に尋ねたところ、アルゼンチンアリの可能性があり、特定外来生物が多数いるところの土を移動するのは違法と知らされました。それで、土を慎重にトロ箱からバケツに入れて、元の場所に戻してきました。

オケラも混じっていてクレソンが既に繁っているところの土で、栽培に良いように思えましたが、恐ろしいことになったかも知れません。午後の貴重な時間も浪費してしまいました。

土の中には女王アリが居ないようで、働きアリだけのようでしたが、女王アリが居ない確証はありません。仮に働きアリだけであったとしても繁殖してしまうのでしょうか。まだまだ、生態について勉強が足りません。薬剤無しにその場で駆除する方法をしりません。トロ箱ごと水に浸せば、溺れ死にしてくれないのでしょうか。