コロナ禍前に、福田川流域の自然環境や「垂水」の名前のゆえんたる地形の妙味、隠れた歴史の遺物を訪ね歩く「福田川さんぽ」を開催して好評を博していました。このたび、名谷地区で特別編として再開すべく、今日、神戸高専都市工学科の宇野先生と共に、名谷に古くからお住まいの方にお話を伺い、古くからの名谷の見どころの下見をしてきました。
昭和50年代に須磨ニュータウンが開発され、昭和52年には市営地下鉄の名谷駅が開設され、今や地下鉄名谷駅周辺が「名谷」の地名本家本元のように思われています。しかも、須磨ニュータウンの多くの地域はニュータウン開発時に垂水区から須磨区に編入されており、須磨の地名の一つと誤解されています。本来の名谷は、第二神明道路の名谷インターチェンジの北側から、福田川源流の落合池に至る広大な地域を指します。
垂水区内の「名谷」地区も、住宅団地の開発に伴い続々と新たな地名が付けられ、地形も何もかも変わっています。しかし、古くからの名谷には、豊かな自然環境や、源平合戦の昔からニュータウン開発前夜までの長い年月を偲ぶ歴史の遺物が、そこここに痕跡を留めています。それらを訪ね歩くことは、垂水の魅力再発見になり、今後の福田川流域の魅力度向上を考える上でのヒントになるのに違いありません。
今日の下見で、コース取りの具体的なイメージがだいぶん湧いてきました。「福田川さんぽ」名谷特別編は、早ければ5月に、遅くとも2024年度中には開催したいと考えています。ご期待下さい。
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