週末、前日仕掛けも含めて3日間、神戸市須磨区を源流とし大阪湾に流れ込む福田川流域の「生物多様性確保調査」で、源流から河口付近まで全長約8キロを車と徒歩で移動し、水生生物の捕獲調査や水質検査、植生調査を行いました。
今回も元気な生き物にたくさん会えました。その中でも、海と川・池を行き来するたくさんのモクズガニと出会えたのは感動ものです。ちょうど調査前日に大雨が降り、水量が増した川を伝って、源流の池から海へ移動するタイミングだったのです。源流の一つ土池では、今回降雨後の調査で、ふだん水が全く流れていない池の越流口とは別に、調整弁の水路から水が流れ出ていることが分かりました。モクズガニたちは元気に海で卵を産み、また川や池に戻ってきてほしいものです。(写真は源流落合池、中流コープこうべ福田店前、下流瑞穂公園前の流域各所で捕獲したモクズガニです)
その他にも、前回の夏の調査までとは異なる魚の種類もありました。これから詳しく分析を加え、報告書にまとめていきます。
なお、今回の落合池の調査には「名谷ワッショイ」の皆さんも多数参加され、いつもの調査に増して賑やかな活動になりました。この団体は、落合池を含む落合公園の再生、利活用や名谷団地全体の活性化を考える住民団体の連合体で、今年結成されたとのこと。落合池の未来について、地元の住民が声を上げ始めたことは、まことに喜ばしいです。福田川クリーンクラブも情報提供や具体的な再生プラン作りで、交流を図っていきたいと考えています。
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