大型で非常に強い台風14号が鹿児島に上陸し、今後、日本列島を縦断しそうな勢いです。皆さん、備えは万全でしょうか。昨日も時折、強めの風が吹きましたが、本格的な雨降りにはならず、曇り空で持ちました。そんな天気の昨日の午後、元気な中学生の黒川琉伊さんが滋賀県・琵琶湖から福田川支流・小川にやってきました。幼稚園の頃から琵琶湖の魚を調べ、飼育していて「はじめてのびわこの魚」という絵本を出版した少年です。
今回、その出版紹介も兼ねて、垂水商店街の流泉書房さんが黒川さんをお招きし、生き物調査会を企画。神戸市内の親子連れ5家族を小川にお誘いし、福田川クリーンクラブが、場所の選定や当日の調査場所への皆さんのご案内などでお手伝いしました。
私による福田川や小川のご紹介が終わるやいなや、黒川さんは小川に入り、京都在住の相棒の中学生と共に、たも網、ミニ水槽を持って、ふだん私たち福田川クリーンクラブのメンバーが生物多様性確保プロジェクト調査で立ち入らない小川の下流、上流へずんずん足を進めました。子ども達とお父さん、お母さんは小さなカワムツやスジエビ、カワニナを捕まえるのが精一杯でした。しかし、さすがは淡水魚の専門家です。1時間ほどの短い時間の間に、大型のカワムツ、そしてモクズガニ、ドジョウ、ヨシノボリなどを次々に捕獲しました。
そして、参加者を前にして、魚の特徴や生態を解説してくれました。生き物好きの子どもさんたちは、その話に食い入るように聞き入っていました。
マニアックな淡水魚研究家である「さかなクン」二世が、今後、どのように成長していくのか、期待して見守りたいと思います。
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