神戸市垂水区の三井アウトレットパークマリンピア神戸の敷地の先に、マリンピア神戸さかなの学校があります。その中に「さかなの学校 小さな水族館」があり、入館料無料ということもあり、最近では、休日、親子連れやカップルでけっこう賑わっています。ここに、この度、地元福田川水系の魚介類を飼育・展示頂けることになりました。また、福田川水系にいる好ましからざるアメリカザリガニと言った外来生物を、エサとして活用頂けることにもなりました。
そこで、源流落合池と、滝ヶ谷奥池・口池に、20個ほどのもんどりを昨日から仕掛けておいて、今日、さかなの学校の職員さんと一緒に引上げ、回収し、小さな水族館に運び入れました。
これまで「福田川多自然確保プロジェクト」では多種多様な水生生物を捕獲してきましたが、観察、写真撮影するとその場でリリースしてきました。今回、炎天下の元、元気なまま、8キロ先の水族館まで運び込む必要があり、事前に作戦を練り、実行に移しました。
おちょぼ口が可愛らしいモツゴ、特大のドジョウとフナ、海から上がってきたモクズガニ、そして今や日本国内でも貴重なタニシといった福田川水系の魚たちが、さっそく仮設の水槽で伸び伸びと泳いでいます。また、厄介者の130匹ものアメリカザリガニも、望ましい活躍の場を得ることができました。
これから、魚介類に新しい環境に慣れてもらい、解説を作成したりして、7月中には正式に展示・飼育がオープンの運びです。ゴミがたくさん落ちていたり、水質も決して自慢できない福田川ですが、たくましく多様な生物が暮らしています。その様子を多くの来場者に見て頂き、地元の自然環境をさらに良くしていく機運を高めていきたいです。
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