2022年2月19日土曜日

20220219 滝ヶ谷奥池の雑木伐採、出入り口作成をボランティアが力を合わせて行いました

 

今年も神戸総合運動公園内にある滝が谷奥池を活用して神戸市の音頭取りでブルーカーボン・グリーンカーボンの実証実験が行われます。池の中にカーボンを良く吸着する水草を植えて、その効果を測定するものです。それに備えて、池の斜面に林立する雑木を切り倒し、斜面の下に土のうと共に固めて池の中に出入りする足場を作る作業を行いました。神戸市職員とRe.colab KOBEの環境ボランティアの皆さん、そして福田川クリーンクラブのメンバーが参加しました。22名もの参加者が力を合わせることで、ちょうどお昼時で雨が降り出すまでに、池に出入りできる通り道のもとを作り上げました。

作業は、まず、急斜面の樹木にロープを張り、それを伝って人が池の底土の部分に降りられるようにします。次に、チェーンソーの操作免許を持つ神戸市職員が、あらかじめ黄色のビニールテープで印を付けていた伐採対象の樹木を、慎重に切り倒していきます。私も、庭木の剪定などで家庭用のチェーンソーを使ったことがありますが、何メートルもの高さの樹木を切り倒すのを間近で見るのは、初めてでした。迫力もありましたが、たしかに危険で技能が要求される作業です。操作するのには法令で16時間もの講習受講が義務づけられている意味がよく分かりました。




切り倒して池の底土に落とした樹木や雑木は、メンバーがノコギリや剪定ばさみで枝を切り落し、細切れにして、切り立った斜面の下に運び積み上げていきます。その上に池の底土を詰めた土のう袋を抑えで載せていきます。今日は午後、本格的な雨降りになりましたので、通り道の完成はまだ少し先になります。

単に水を溜めて自家農業の用水としてしか使われていなかったため池が、色々な人の手が入ることによって利用価値が上がっていくのは、喜ばしいです。もちろん、滝が谷奥池の整備により福田川の水量、水質も上がっていくことでしょう。


作業の帰りに滝ヶ谷奥池の下にある口池を見ると、池の水がすっかり抜けていました。臭いも全くせず、かい掘りの効果ありで、嬉しくなりました。


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