福田川は源流にいくつものため池を擁しています。その中でも貴重なメダカやタニシが生息するのが、滝ヶ谷奥池・口池です。神戸総合運動公園の敷地にありますが、市民の立入りは禁止されています。
しかし、昨年から、この地で神戸市のブルーカーボン・グリーンカーボンの実証実験が始まり、水利権者の他にも池の周りにも少しずつ人が入るようになりました。そうなると、池や周囲の手入れも必要ですし、夏場のマムシや足元が見えないことで凹みや用水路に足を取られる危険の除去が必要です。そこで、昨年から徐々に草刈りなどの整備を進めています。今日は、口池のえん堤および、奥池と口池を結ぶ水路沿いの薮の雑木、笹や蔓草などの雑草を刈ってきました。
その結果、深い薮に覆われていてこれまで全く見えなかった奥池と口池を結ぶ水路の全貌が分かりました。今回、草刈機には、マキタの竹・雑木用の特別なチップソーを付け、効果絶大でした。前回は笹の油が回転歯にまとわりついてさっぱり切れず、エンジンがオーバーヒートしそうになりました。それが今回は、ザクザクと切り進められ、細い木であればスパッと幹を切り落とすことができました。
先人の建築工事の大変さ、奥池の本来の弁が完全に故障していて、水が一滴も土管から流れ出ていないことや、水路の壊れて補修が必要なところもよく分かりました。今後の環境再生につながる情報が得られました。また、この春以降の「福田川生物多様性確保プロジェクト」でも調査に立ち入り、生き物の様子をしっかりと観察、記録していきたいです。
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