5月16日(土)・17日(日)の両日に実施しました、春の「福田川の生物多様性調査」の結果を公開します。カラッと乾いて穏やかな天候に恵まれ、予定通りに源流から河口まで7地点・9か所の調査出来ました。
今回のハイライトは、二つです。一つ目は福田川の河口から約8キロのところにある、源流の滝ヶ谷奥池で、初めてモクズガニを捕獲したことです。幾重もの堰、水が涸れかけることもある水路を伝って池にまでたどり着いたことには、感動です。池ではここ数年、天敵のアメリカザリガニの防除活動が行われていて、低量化が定着して生息環境が改善しています。
二つ目は、支流の小川で毎回カワムツが掛かりますが、今回、大きさだけではなく、見事な婚姻色の個体が掛かったことです。カワムツは同系統のオイカワと比べて地味な魚ですが、掛かったオスはひれの先までオレンジ色で、美しいです。元気に子孫を増やして欲しいものです。
落合池では、昨年、今年の春先に、建設局によってガマやゴミの刈り取り搬出が行われて、水面の面積が昔に戻る兆しがあります。一方、水生生物の捕獲数が伸びないのは、水生生物が数が増した水辺の野鳥の食糧となったことが原因かもしれません。
下流の汽水域の瑞穂公園前では、調査前日のもんどりの仕掛けの際には、ボラやクサフグ、クロダイ(チヌ)などが多数遊泳していました。ところが、調査日には水生生物の姿が全く見えず、捕獲数もごく少なかったです。調査時間帯は大潮の引き潮で、それが関係しているのかもしれません。今後も、観察と研究が必要です。
調査結果資料一式は、「福田川クリーンクラブ」のWebサイトの「資料室」から自由にダウンロード頂けます。手元でじっくり、資料をご覧になりたい方はご利用ください。
次回、夏の調査を、8月8日(土)・9日(日)に行います。福田川水系の厳しくも多彩な自然環境を一覧できる絶好の機会です。参加されたい方は、お気軽に事務局にまでご連絡ください。
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