2024年12月22日日曜日

20241222 今年最後のクリーン活動を行いました「風が吹けばゴミが増えます」

 今日は第四日曜日で、福田川中流域の福田小学校〜コープこうべ福田店前のクリーン活動の日です。この冬一番の冷え込みの中、3名のメンバーで朝9時から1時間、高水敷のゴミをひろい集めました。


この数日、日中夜間を問わず強い風が吹いています。恐らくそのせいで、今日はとにかくポリ袋、ビニールが多かったです。また、相変らず捨てられたマスクも多数ありました。川の中の岩や、高水敷に残している雑木の幹に粉塵と共に、たくさんまとわりついていました。


一時間の作業で、資源ゴミが1袋、その他のゴミが3袋、また、何かの部材の木片や自転車・バイクのチェーンキーなども回収しました。カンカンをはじめとする金属類は、踏んで危ないだけでは無く、雑草雑木刈りの際に草刈機の歯に当たり、草刈機にダメージを与えます。草木が少なく地面が良く見えるこの時期にしっかり集められて良かったです。

新年の福田小学校〜コープこうべ福田店前のクリーン活動は、1月26日(日)の9時からです。自分の住んでいる地域をきれいにしたい、と思う方のご参加を心からお待ちしています。

20241221 19名の仲間と共に、忘年会が盛り上がりました

 昨晩、福田川河口からほど近い和食の「船礒」で、福田川クリーンクラブの忘年会を開催しました。強い風が吹き細かい雨交じりのあいにくの天気でした。インフルエンザや風邪も流行っているようですが、19名の参加者が集まり、お店自慢の魚料理をつつきながら、大いに盛り上がりました。


会の冒頭で、挨拶させていただき、今年の色々なイベントを振り返りました。クリーン活動は、雨天・荒天にたたられて中止の月もありました。しかし、先月には、23名もの企業ボランティアが参加し、川原が賑わいました。もう一つ、賑いと言えば、9月16日(敬老の日)に開催した「中秋の名月といも煮を楽しむ会」も50名を超える参加者がありました。手作りの芋煮や持ち寄ったつまみを食べ、酒を酌み交わして地域の話題を語り合ったことも忘れられません。「福田川生物多様性確保プロジェクト調査」も着実でアカデミックな調査成果を上げています。一方、「福田川さんぽ」は準備を進めましたが、諸事情があり開催にまでこぎ着けられませんでした。来年のお楽しみです。

来年も何よりも皆が健康で、まずは2月9日に開催する「水辺・たるみ交流会」を成功させること、そして、クリーン活動はもちろん、プロジェクト活動もいっそうパワーアップし、生き物や地域を元気にしたいものだと、誓いを新たにしました。

2024年12月16日月曜日

20241216 「福田川生物多様性確保プロジェクト調査」秋の調査結果を公開します

 11月30日・12月1日に実施しました秋の「福田川生物多様性確保プロジェクト調査」報告がまとまりましたので、公開します。今回も、福田川源流落合池を始め、下流の瑞穂公園前まで2日間掛けて7地点10箇所で、水生生物、水質、植生の調査を行いました。
















晩秋らしい少し肌寒い中での調査となりました。報告書の表紙を飾るのは、汽水域でも生息する美しい魚「コトヒキ」で、長年の調査で今回初めて捕獲しました。

落合池では、さらに陸地化が進行している印象で、歩いて立ち入れる範囲が増え、水鳥の姿がほとんど全く見られなくなっていました。

滝ヶ谷奥池・口池では、業者によるアメリカザリガニの駆除が効果を上げており、スジエビが倍増。一方、菅の台・土池では、爆発的にブルーギルが増加、大型化しており、ルアーも発見されました。環境保全の意識醸成が求められます。

水質に関しては、CODの値が全般的に、今年の3回の調査とも悪化傾向にあり、注視が必要です。

本プロジェクトの調査は、季節ごとに行っています。次回は、1月下旬の18日(土)・19日(日)に実施の予定です。福田川の厳しくも豊かな自然に間近に触れるチャンスです。調査に同道を希望される方は、福田川クリーンクラブ事務局までご連絡ください。

2024年12月8日日曜日

20241208 20名以上の企業ボランティアの参加で、いつもに増して大量のゴミを回収しました

 今日は第二日曜日で、福田川・川原橋〜瑞穂公園のクリーン活動の日です。今回は、川崎重工業のボランティア23名が参加されました。遠くは尼崎市や加古川市からもご家族で駆けつけて頂きました。また、冒頭、平野神戸市会議員も声援に来られました。多数の皆さんの参加を感謝いたします。

いつもの月以上に大人数でかなり念入りにゴミ集めを行った結果、資源ゴミ2袋、その他のゴミ7袋、さらに鉄の箱や自転車のパーツなどの産廃を回収しました。

参加者は、全長970メートルの左右両岸をさらに川原橋ビオトープを起点に上流側、下流側に分けて1時間ほどの活動に出発しました。ビンカンペットボトル、ポリ袋などのゴミが、高水敷の草原に点在していましたし、河口付近の葦原の吹きだまりにはまとまって落ちていました。






回収したゴミは小袋からビンカンペットボトルの資源ゴミを取りだし別の袋へ移しました。その後の閉会式では、希望された方々に「ボランティア活動証明書」をお渡ししました。今回の活動を通して福田川への関心を深めた方もおられるのではないかともいます。来月以降も、活動に参加されるメンバーがおられることを期待したいと思います。

本会終了後、半分以上のメンバーが残り、前日川原橋ビオトープを始め3か所に仕掛けて置いたもんどりを引き上げて、中に入っている水生生物を確認しました。ビオトープ付近に仕掛けをすることはほとんど無く、これまでの「福田川生物多様性確保プロジェクト調査」でもかかったことがない猛毒を持ったゴンズイやガシラに似た大きな魚ソイも掛かりました。モクズガニやクサフグ、ハゼも健在です。




次回の川原橋〜瑞穂公園のクリーン活動は、新年1月12日(日)の8時からです。数多くの皆さんのご参加をお待ちしています。





2024年12月7日土曜日

20241207 西区神出の雌岡山で開催された「豊かで活力ある森を作るための除伐作業」を見学してきました

 大阪湾、播磨灘はもともと大変豊かな漁場ですが、近年海の貧栄養化が進み、海苔の色落ちや漁獲量の減少を招いています。その対策として、漁業者と山林を管理する団体、企業、行政が協力して「漁業者の森」を整備する事業が神戸市西区の神出地区で25年前から行われています。その活動を、福田川水系や水源の環境改善の参考にしたいと思い、今日行われた森林の除伐作業を見学してきました。



昨日辺りから昼間の気温がぐっと下がっていますが、会場の西区神出の雌岡山頂上付近は強い風が吹いていたこともあり、日陰ではかじかむ寒さでした。その空気をものともせずに、100名を超える参加者が続々と駐車場に集まってきました。参加者の内訳は、兵庫県漁連と傘下の漁協、事業に協賛するコープ神戸さんの社員と家族、そして除伐作業の指導に当たるNPO法人ひょうご森の倶楽部や兵庫県農林水産部の皆さんです。




本格的な剪定鋏と大人はノコギリ、そしてヘルメットの貸与を受けて、全員で準備体操と記念撮影を行った後、晩秋の落ち葉のシャワーをかいくぐりながら、目的地の山林に出動。7、8名ずつの班に分かれて、受け持ちのエリアに到着し、ひょうご森の倶楽部のメンバーの指導やアドバイスをもらいながら山林の照度を保つために間伐作業に着手しました。私が見学した班のメンバーの本職は漁師さん。網や竿をノコギリに持ち帰ると勝手が違うのか、はじめはなかなか木にうまく歯が入りません。私も、昔はそうでした。


刈り取った雑木は斜面に対して水平方向に、大きな木の根元に積んでいきます。こうすることで、自然に返し、肥料化されるのだそうです。

私は午後から次の予定があるので、集合場所の駐車場に一足先に戻りました。すると、そこにはブルーシートが敷かれ、大釜からは何やら湯気が立っていました。また、各ブルーシートには、海苔あおさのカップ味噌汁も配られていました。播磨灘で採れた原材料を使っているのかも知れません。


今日は除伐作業プロジェクト現場の勉強になりました。神戸市漁協の皆さんには、今後、ぜひ近い将来福田川水系にも上がってきてもらって、荒れ果ててなかなか手が付けられない水源の森林整備に、共に頑張りたいと思います。

2024年12月1日日曜日

20241201 明石から新しいボランティアメンバーがあじさい公園のクリーン活動に駆けつけてくれました

 今日は第1日曜日で、つつじが丘とあじさい公園の2か所のクリーン活動の日です。それぞれの場所で、メンバーが元気に活動を行いました。このうち、あじさい公園の方には、明石市から新しいボランティアメンバーが駆けつけてくれました。神戸市のボランティアマッチングサイトの「ぼらくる」で、当クラブの活動を見つけたそうです。ありがたいことです。

メンバーは長靴を着用して、さっそく、川の中に入りゴミをひろい集めました。岩の間には今日も、それなりの量のポリ袋やビニール系のゴミが引っかかっていました。




同じ時間帯、つつじが丘でも5名のメンバーが頑張りました。