垂水区の私の家の近所にある千鳥が丘小学校4年生の総合環境学習の「千鳥環境サミット」が、14日金曜日に開かれ、アドバイザー・コメンテーターとして参加してきました。合言葉は「みんなで千鳥の環境を良くしよう!」。
先月、4年生4クラスの生徒全員が「昆虫(動物)」「植物」「ゴミ」の三グループに分かれて2時限を使って校区内を探索して回りました。私は「昆虫(動物)」のグループに同行し、2か所で特定外来生物のアルゼンチンアリが営巣しているのを、子ども達と見つけました。そのほか、オオキンケイギクを始めとする外来植物や、ゴミの様子を詳細に、タブレットや地図で記録しました。昨日の「サミット」は、その調査結果をもとに、1か月色々調べ、考えた結果の発表会です。
4人ほどのグループが5分の時間で発表し、聞き手の児童生徒が感想を述べ質問をして、全員が次のコーナーへと順繰りに移動する「ワールドカフェ」の方式で行われました。
子ども達は、アルゼンチンアリやオオキンケイギクと言った外来生物や在来生物の特徴、ポイ捨てされたゴミが道路の側溝から川へ流れ、その先で海に行き着いて動物が誤って食べて死んでしまったり海岸がゴミだらけになる問題を、インターネットや図鑑で調べ、壁新聞や紙芝居、PowerPointのスライドにまとめて発表しました。4年生では、調べて分かる特徴や一般的な事象の先の、自分たちの街や、自分の身の回りに当てはめて、行動を「考える」ところまで行き着くのは難しかったと思われます。ただ、そのような問題が 身近な所にあると「気づいた」のは今回の総合環境学習の成果ではないかと思います。
もう一人のアドバイザー・コメンテーターの、海と空の約束プロジェクの西谷さんのコメントにあったように、これから5年生、6年生、中学生、高校生と大きくなってもこの問題に「注意を払い続ける」ようになって欲しいです。私の母校の隣りの小学校の子ども達の今後の成長を、機会があれば見守りたいです。
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