このお盆休みの8月14日(金)、15日(土)に福田川の水源から下流の汽水域までの全部で8箇所で、生き物、植生、水質の調査を行いました。その結果がまとまりましたので、公開いたします。
福田川源流の落合池では、例年の夏と比べても渇水、土砂等のたい積で、池から沼地化が進んでいるようです。調査地点での生き物の相も変わってきているようです。流入口のゴミ取りのスクリーンでは、管理者の神戸市によってゴミの除去が適切に行われているようです。しかし、これ以上の池や福田川の環境悪化を避けるために、土砂の浚渫や葦の刈り取り・運び出しなどの対策が、いよいよ必要になってきていると思います。
一方、緩い流れでアブクが溜まりやすい中流域のつつじが丘、コープ福田店前では、この時期にしては意外なことに豊富な魚類がいることが確かめられ、一部は写真撮影にも成功しました。 特に、つつじが丘の「ハヤ」には感動しました。
多井畑西地区の北西に位置する土池では、ブルーギルが新たにはびこり、ブラックバスの姿も見られました。一方、在来のモツゴが激減しているようです。
土池の公園通路では、ニホントカゲがショウリョウバッタを捕獲するシーンをたまたま目撃し、写真に収めることができました。
今回、福田川のヘビの専門家が初めて調査に同道しましたが、真夏の時期でもあり、残念ながら目視に留まり、捕獲には至りませんでした。次回、秋の調査に期待したいです。
解決すべき課題がありつつも、豊かな自然環境が、福田川水系には残っています。クラブでは調査に参加し、色々な視点から感動や問題点を記録して頂ける仲間を募集しています。
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