昨日朝、西区玉津の神戸市西区役所玉津庁舎内のつどい場「たまろっと」でNPOとして勤務する家内を送っていきました。その後、近くにある、出合のせせらぎの水路を、「出合水路を育む会」の前会長の池上さんのご案内で見学してきました。
出合のせせらぎの水路は、第二神明道路の玉津インターチェンジを降りて国道175線を明石方向に3分ほど進み、明石川を渡った先の西側にあります。入り口は県道の明石国包線から路地に入った先にあり、部外者には少々わかりにくいところです。池上さんの軽四トラックの後について細い道を走り川の土手を上がって行くと、そこには広大で素晴らしい野芝の原っぱと水路が拡がっていました。
水路は、昔、畑作地にかこまれ、絶えることなく水が流れていたそうですが、周辺が市街化調整区域から住居専用地域や工業地域に変わり、耕作者が水利権を放棄した結果、土砂で埋まりがちな状態になってしまったそうです。
また、広大な野芝の原っぱも、ロータリークラブのメンバーが管理していましたが、高齢化で手が回らなくなり、草ぼうぼうの状態であったそうです。この地域の貴重な親水空間を復活させ、憩いの場を再現し、新旧住民や事業者の交流の場として活用すべく、水路へ水を明石川から引き込むための堰づくりの計画や、水路や原っぱの手入れなどの大作戦が始まっています。
活動は地域の方々が力を合わせて、行政の支援も受けながら行おうとしておられます。すぐ近くには西区役所玉津庁舎があり、新たな地域住民の交流場所として活用されているたまろっともあります。南側には瀟洒な住宅街も拡がっています。せせらぎの水路や原っぱは、見学させて頂いて、福田川水系からするとうらやましく素晴らしい潜在力を秘めた空間であることがよく分かりました。
出合水路を育む会さんには、2月9日(日)の午後、神戸市立水産会館大会議室で開催する「水辺・たるみ交流会」で活動報告を頂くことになっています。せせらぎの魅力や再生に向けた課題、目標が詳しくお聞きできるのが今から楽しみです。