今の兵庫県の高校の学区は昔とくらべてかなり広がっていて、兵庫高校の学区は、西は神戸市西区・垂水区、東は中央区、そして南は淡路島にも及んでいます。日曜日には、遠く北区の大池、西区の押部谷といった神戸電鉄沿線のほか、淡路島中部にお住まいの学生さんも、遠路、駆けつけてくれました。
今、兵庫高校生物部のメインの研究対象は、神戸市の摩耶山に自生する希少なランとの事ですが、部員それぞれに動植物、鉱物、環境など得意分野、興味分野をお持ちとのことです。
当日は、ゴミ拾いのかたわら、小潮の干潮で潮が引いて底石が見える川に入ったり、足を止めて高水敷に生えている植物などを、熱心に観察していました。
川の中は、冬を前に静まりかえっていましたが、汽水域らしい海の魚であるクロダイや、種類不明のカメ、ボラが見られました。クロダイやカメは、白いカビのようなものが身体のところどころについて、病気を持ってそうなのが、気になりました。
高水敷では、モクズガニも冬眠に入り、ひっそりとしていました。いつものたばこの吸い殻や犬のフン、家庭ゴミの投棄は、今回少なくて、大雨で草木に引っ掛ったビニール袋が目立ちました。一時間あまりの活動で、ゴミ袋10袋分を回収できました。
学生の皆さんは、勉学で忙しいことと思いますが、また、来月以降も、参加して季節の新たな発見をしてもらいたいです。
次回の川原橋のクリーン活動は、12月10日(日)9時からです。
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