一昨年の春に、福田川下流の川原橋に全国的にも珍しい汽水域のビオトープができ上がりました。暑い夏の日照りにも負けず、メダカや、時には捨てられたグッピーが元気に泳ぎ回り、草むらの湿地帯にはモクズガニの団地ができあがり、垂水の市街地の「小さな自然」として親しまれています。ビオトープには、高丸地区から流れ出る清水を仮設のビニールホースで流し込んでいます。
ところが、大雨の時には流失を避けるために川のよう壁に退避させなくてはなりません。週末に引き上げると、サラリーマンの私たちが次に川に行けるのは翌週末になり、その間、ビオトープの水が減ってしまうという問題がありました。これを解決すべく、このたび、河川を管理する兵庫県の方で、高水敷の修理に併せて導水路を掘って頂くことになりました。
今日は、県の関係者と私たち福田川クリーンクラブの水道工事の専門家やふだんからビオトープ作りを応援頂いている県会議員の黒田さんが現地に集まり、具体的な工事内容の打ち合せを行いました。
今年の梅雨入りまでには水路が出来上がる見込みです。これまで以上にたくさんの生き物とそれを観察する親子連れが増える日が来るのが楽しみです。
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