2021年7月11日日曜日

20210711 福田川水系で特定外来生物の調査捕獲。初めて、ブラックバスを捕まえました。アカミミガメも多数捕獲

クリーン活動を終えてひと息ついてから、福田川水系の荒田池と土池に行き、特定外来生物の調査捕獲を行いました。

今回、魚類用にはこれまでの生物多様性確保プロジェクトの調査で成績が良かったもんどりを使い、アカミミガメ捕獲には新たに購入した小型のカニカゴを使いました。それらが奏功して、これまでに無い成果が得られました。

神和台・荒田池では、稚魚ですが初めてブラックバスを捕獲しました。成魚を目視したことはありましたが、実物と対面したのは初めてです。なるほど、凶暴な顔立ちです。また、ブルーギルも捕まえました。一方、立派なモクズガニやテナガエビも掛かりました。

菅の台・土池では、まさに無数のモツゴ、モツゴ。一時期、ほとんど掛からず生息を心配していましたが、ホッと一安心です。テナガエビやモクズガニも、多数掛かりました。そして、狙いのアカミミガメも7匹、掛かりました。




生態系のバランスを整えることができれば、まだまだ福田川水系は何とかなる、と確信を抱かせる調査捕獲活動でした。今回の活動の機材は、神戸市環境局の生物多様性保全活動補助助成を受けて購入しています。次回、8月のお盆休みにも同様の調査捕獲活動を行う予定です。ご興味がある方は、ぜひ連絡ください。一緒に活動しましょう。

20210711 福田川・川原橋地区のクリーン活動:ビンカン、投棄ゴミが目立ち、高水敷には傷を負ったチヌ(クロダイ)がいました

今日は第二日曜日で、福田川下流汽水域の川原橋地区のクリーン活動の日です。昨日とうって変わって少し湿気が引いた天気のもと、いつもの月よりも多い9名ものメンバーが川の右岸、左岸に分れて活動を行いました。先月から、メンバーと頑張って草刈りを行ったおかげで、いつもの区間をくまなく拾って回れました。人数が多いと作業がはかどります。

一昨日までの雨降りのおかげで、ゴミがだいぶん海の方に流されていたのかもしれませんが、逆に海から吹き上げられたゴミも、河口付近の汽水域に溜まっていました。今日目立ったのは、ビンカン、そして袋に入れられた投棄ゴミです。その中でも黒い小さめのポリ袋に入ったゴミは、非常に臭いました。人糞かもしれません。勘弁して欲しいです。海から吹き上げられたゴミには、釣りの道具や釣りに使ったであろう発泡スチロールの箱の丸まった破片も多数ありました。



左岸の高水敷には、傷を負ったチヌ(クロダイ)が水たまりの中で、バタバタしていました。川の中で時折ジャンプを見せる魚がいます。この一匹も、ジャンプの際に誤って高水敷の水たまりに着地してしまったのかもしれません。まだ息がありましたので、雨降り後の土色に濁った川に逃がしてやりました。傷を癒して元気になって欲しいものです。


高水敷には、無数のクロベンケイガニが砂地に穴を掘って団地を作り、よう壁をスルスルと上り下りしていました。草藪にはアオダイショウもいました。メンバーが近づくと、あわててよう壁の雨水の塩ビ管に入っていきました。今の時期は、川の内外共に生き物であふれかえっています。


来月の活動は、8月8日(日)8時からです。川原の生き物が間近見見られる絶好のチャンスです。たくさんの皆さんのご参加をお待ちしています。